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サッカーピラミッドの底辺から

少年サッカークラブのリアル

著:後藤 貴浩

紙版

内容紹介

上昇・拡大・勝利…
前向きな言葉がとびかうスポーツ界だが
しかし現実は……
「サッカーだけで飯は食えない」

厳しい競争と経済のもと苦闘する
各地の少年クラブ指導者たち。
日本サッカーを支える彼らの生き方と
クラブ運営の実践・哲学を
実践家(指導者)でもある社会学者が丹念に追う。

数々の困難に見舞われながら
「サッカーと共にある生活」を全うしようとする指導者たち。
経済原理だけでは見えてこない
人間の真実がここにある。

目次

第1章 なぜ、少年サッカークラブについて書くのか
第2章 少年サッカー界の“ビッグクラブ”を目指して--ソレッソ熊本SC
第3章 日本サッカーを支える「まちクラブ」--若葉SC
第4章 サッカーで「飯を食う」:職場としてのサッカークラブ--ブレイズ熊本/アスフィーダ熊本/バッサーレ阿蘇
第5章 強豪クラブ総監督から「自分のクラブ」実現へ--DURO調布
第6章 世代を超えた「家族経営」--寝屋川SCとSAKURA UNITED
第7章 グローバルからローカルへ--シンガポールGFAと上高野SC
第8章 クラブコーチは“資本主義の奴隷”なのか

著者略歴

著:後藤 貴浩
国士舘大学文学部教授
熊本県熊本市出身、博士(公共政策学)
専門領域はスポーツ社会学、地域社会学

著書『地域生活からみたスポーツの可能性-暮らしとスポーツの社会学』道和書院、2014
共著『サッカーのある風景-場と開発、人と移動の社会学』晃洋書房、2019
共著『白いスタジアムと「生活の論理」-スポーツ化する社会への警鐘』東北大学出版会、2020

[競技・指導歴]
総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント出場
九州学生選抜
全国社会人サッカー選手権大会ベスト8
熊本学園大学付属高校サッカー部監督(全国高校サッカー選手権大会ベスト8)

ISBN:9784810521399
出版社:道和書院
判型:4-6
ページ数:212ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年06月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SF