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ヤマ場をおさえる単元設計と評価課題・評価問題 中学校社会

全単元の評価プランとB/A判定例に学ぶ,シンプルな観点別評価

編著:石井 英真
編著:高木 優

紙版

内容紹介

● 教科別の評価プラン。生徒主体の学びをめざした単元構想と評価課題で,思わず探究したくなる中学校社会科へ。
● 国立教育政策研究所教育課程研究センター『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』に基づき,単元(内容のまとまり)ごとの評価プランを掲載。「生きて働く学力」の形成と「学校の働き方改革」を両立して実現するために,どのように評価場面を精選(焦点化・重点化)し,どのような評価課題・評価問題を用いるかを,単元(学習指導要領「内容のまとまり」)ごとに具体的に提案します。
● 評価の難しい「思考・判断・表現」を中心に,評価規準に対応する生徒の学習状況や作品例(B・A)を評価事例として掲載。

目次

第1章 今求められる学力と学習評価のあり方
・新しい学習指導要領がめざす学力と評価改善
・新3観点で何を測り,育てるのか
・単元設計と評価課題・評価問題の一体的な改善へ

第2章 社会科の観点と評価の実際
・社会科における観点別学習状況の評価
・社会科における観点別学習状況の評価の基本的な流れ
・おもに「知識・技能」をみる評価課題
・おもに「思考・判断・表現」をみる評価課題
・「主体的に学習に取り組む態度」の評価課題
・効果的なテストの行い方

第3章 地理的分野の評価プラン
・地域構成
・世界各地の人々の生活と環境
・世界の諸地域
・地域調査の手法
・日本の地域的特色と地域区分
・日本の諸地域
・地域の在り方

第4章 歴史的分野の評価プラン
・私たちと歴史
・身近な地域の歴史
・古代までの日本
・中世の日本
・近世の日本
・近代の日本と世界
・現代の日本と世界

第5章 公民的分野の評価プラン
・私たちが生きる現代社会と文化の特色
・現代社会を捉える枠組み
・市場の働きと経済
・国民の生活と政府の役割
・人間の尊重と日本国憲法の基本的原則
・民主政治と政治参加
・世界平和と人類の福祉の増大
・よりよい社会を目指して

著者略歴

編著:石井 英真
京都大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育学)。専門は教育方法学。学校で育成すべき学力のモデル化を研究し,授業研究を軸にした学校改革に取り組んでいる。日本教育方法学会理事,日本カリキュラム学会理事,文部科学省中央教育審議会「教育課程部会」「児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ」委員などを務める。主著に『未来の学校:ポスト・コロナの公教育のリデザイン』(日本標準,2020年),『再増補版・現代アメリカにおける学力形成論の展開』(東信堂,2020年),『授業づくりの深め方:「よい授業」をデザインするための5つのツボ』(ミネルヴァ書房,2020年),『高等学校 真正の学び,授業の深み』(編著,学事出版,2022年),『中学校・高等学校 授業が変わる 学習評価深化論』(図書文化,2023年)ほか多数。
編著:高木 優
神戸大学附属中等教育学校教諭。文部科学省中央教育審議会専門委員(初等中等教育分科会)。文部科学省学習指導要領等の改善に係る検討に必要な専門的作業等協力者。国立教育政策研究所評価規準,評価方法等の工夫改善に関する調査研究の協力者など歴任。平成25年度から令和3年度まで文部科学省から研究開発学校の指定を受け,研究開発主任として地理歴史科を再編成して「地理総合」「歴史総合」を設置し,学習内容と学習方法,学習評価についての研究開発を担当した。その成果が必履修科目「地理総合」の新設に貢献したことにより,2016年度日本地理学会賞(地理教育部門)受賞。著書に『「地理総合」ではじまる地理教育』(分担執筆,古今書院,2018年),『高等学校 真正の学び,授業の深み』(分担執筆,学事出版,2022年)など。

ISBN:9784810037722
出版社:図書文化社
判型:B5
ページ数:192ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNT