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愛雪 下

ある全身性重度障害者のいのちの物語

著:新田 勲

紙版

内容紹介

70年間を脳性まひ障害者として生きてきた男の、上下巻800ページにおよぶ自伝。入所した障害者施設を「医療の場から生活の場へ」と転換させるための闘争を繰り広げ、その後は障害者の自立生活運動の先駆けとなった。「足文字」でつづられた赤裸々な告白は、旧友の山田太一をして「ひきこまれてとうとう三日かけて読み通した。面白かった」と言わしめた。

著者略歴

著:新田 勲
1940年、東京都生まれ。2歳のとき百日咳がもとで脳性まひに。19歳まで家族とともに過ごす。1968年の開設と同時に入所した府中療育センターの管理体制に抗議の声をあげ、「医療の場から生活の場へ」の改善を求めたハンスト闘争、その後センター移転反対の都庁前座り込み行動を行う。1973年、地域で自立生活開始。以来、公的介護保障の運動に取り組み、自立生活を支える諸制度を築き上げてきた。現在、「全国公的介護保障要求者組合」委員長、「全都住宅障害者の保障を考える会」代表。

ISBN:9784807412075
出版社:電子本ピコ第三書館販売
判型:4-6
ページ数:352ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2012年08月
発売日:2012年08月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB