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ホメイニーからビン・ラーディンへ

“アメリカvs.イスラーム”米政策の破綻

著:小山 茂樹

紙版

内容紹介

イスラム革命から現代までの中東史を平易な文章で振り返る。入門書にして決定版ともいえる必携の一冊。

目次

はじめに 1

一 ホメイニーとは何者か—————9
 1 ホメイニーの凱旋 9
 2 「中世」から現れた男 17
 3 ホメイニーはインド人か 23
 4 激動のイラン現代史 30

二 シャー(国王)とホメイニー—————38
 1 シャーの人物像 38
 2 「白色革命」 43
 3 1963年事件 49
 4 「白色革命」の評価 55

三 イラン革命の実現—————61
 1 革命への道 61
 2 シャー体制の崩壊 67
 3 バザルガン内閣 75
 4 憲法起草 80

四 米国大使館人質事件—————84
 1 乗っ取り 84
 2 なぜ乗っ取られたのか 88
 3 「イーグル・クロウ」救出作戦の失敗 96
 4 「イスラーム法学者」の統治 102

五 サダーム・フセインとホメイニー—————110

 1 戦争の勃発 110
 2 米国の対応 115
 3 ホメイニーの決断 119
 4 アイマン・ザワヒリ 127

六 湾岸戦争—————133
 1 イラクのクウェート侵攻 133
 2 なぜイラクは侵攻したのか 137
 3 米国は何をしたのか 143
 4 米国の「正義」が導いたもの 150

七 ビン・ラーディン—————158
 1 「文明の衝突」 158
 2 「パレスチナ・リンケージ」 165
 3 ビン・ラーディンの登場 169
 4 テロリストへの道 172

八 米国vsイスラーム—————183
 1 9・11事件の発生 183
 2 アフガニスタン戦争 189
 3 イラク戦争の正当性 195
 4 その後のイラクとアフガニスタン 200

九 ビン・ラーディンの死—————208
 1 オバマ大統領の登場 208
 2 中東世界の激変—「アラブの春」 213
 3 複雑さを増す中東世界 218
 4 殺害されたビン・ラーディン 228

十 結び—米国の苦悩—————233

あとがき 244

参考文献 247



著者略歴

著:小山 茂樹
1935年生まれ。東大経済学部卒、元中東経済研究所理事長。著書に『サウジアラビア』(中公新書)、『最新・誰にでもわかる中東』(時事通信社)、『中東がわかる古代オリエントの物語』(NHK出版)など多数。

ISBN:9784807411306
出版社:電子本ピコ第三書館販売
判型:4-6
ページ数:252ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2011年11月
発売日:2011年11月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS