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いま、「共和制日本」を考える

9条を1条に

編:堀内 哲
他著:杉村 昌昭
他著:平井 玄

紙版

内容紹介

「いまや護憲運動は消化試合でしかない」と言う編者が、護憲から共和制へのロードマップを示す。天皇条項をなくして、「9条を1条に」との主張は、思考停止状態のウヨクにもサヨクにも痛打を浴びせる。

目次

はじめに/1
1 いま、共和制を考える堀内 哲/5
 (1)共和制は時期尚早か?――国際比較で「日本人未熟論」を検証する/5
 (2)いま、共和制を論議すると「改憲派」に「追い風」が吹くのか?/23
2 〝抑止力〟としての天皇制
   ――日本において〝共和制〟を構想するとはどういうことか?杉村昌昭/45
3 裂け目は閉じられたのか?
   ――素人による「憲法の歩き方」平井 玄/53
4 「憲法」の「天皇」条項とどう向き合うか
   ――さしあたり問題を整理することから池田浩士/66
5 共和制の可能性
   ――憲法草案を試作する堀内哲/協力岡嵜啓子/96
6 資料 憲法草案比較
 (1)堀内試案と(2)日本国憲法(現行憲法)との比較/134
 (3)1946年共産党憲法草案/180
 (4)自民党改憲案/193
追記「共和制=国民国家の再編」批判について堀内 哲/216

著者略歴

編:堀内 哲
1970年、長野県生まれ。共著に『天皇条項の削除を!』(JCA出版)がある。
他著:杉村 昌昭
1945年、静岡県生まれ。現代思想研究者、翻訳家。著書に『分裂共生論』(人文書院)、訳書に『三つのエコロジー』(平凡社ライブラリー)がある。
他著:平井 玄
1952年、東京都生まれ。音楽論/近現代思想。著書に『愛と憎しみの新宿』(ちくま新書)、『ミッキーマウスのプロレタリアート宣言』(太田出版)など。

ISBN:9784807411221
出版社:電子本ピコ第三書館販売
判型:4-6
ページ数:218ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2011年05月
発売日:2011年05月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPH