内容紹介
大都市サンフランシスコに生息する、野生オウムの群れ。
個性豊かなオウムたちと一人の男の親密な交流を通して描かれる、
都市の自然と人間社会との関わり。
映画『The Wild Parrots of Telegraph Hill』原作、全米ベストセラーの話題作!
「野生とのつながりを求める一人の人間の、胸打ち、心温まる記述の中で、著者は語りかける。
野鳥たちと、どのように友だちになり、その過程で、どのように自分自身の人生の意味を見出したのかを」
パブリッシャーズ・ウィークリー評
目次
序
ローリングストーン
テレグラフヒルでの日々
嬉しい出会い
信頼関係を築く
赤ん坊のマンデラ
オウムの科学
復活を遂げたドーゲン
すべてが変わる
ブルークラウンのバッキー
パコと仲間たち
過酷な野生
事態が動く
不思議なオウム、テュペロ
人間社会に戻る
鳥のように自由に
幸せな時間の終わり
スナイダーとスナイダー
流れにまかせて
説明できるものと、できないもの
遅い巣立ち
訳者あとがき
著者略歴
著:マーク・ビトナー
マーク・ビトナー Mark Bittner1951年、バンクーバーに生まれる。高校卒業後4ヶ月間ヒッチハイクと汽車でヨーロッパを旅行し、帰国後シアトルに移ってミュージシャンの活動を開始。1973年バークレーに移り、挫折を経験し、西海岸を旅した後、サンフランシスコのノースビーチでホームレスの暮らしに入る。その後15年間転々と住まいを変えながらその日暮らしの生活を送り、その間に東洋の宗教やゲーリー・スナイダーの詩などに関心を抱くようになった。1988年雑用係の仕事を得てテレグラフヒルのコテージに住み込み、2年後、そこで4羽の野生のオウムに遭遇。群れは次第に大きくなり、その後6年間にわたり餌やりなどを通してオウムたちと交わり、鳥たちについて学んだ。1996年オウムについての本を書き始め、2004年に出版。その間にオウムとの交流がドキュメンタリー映画化され、監督のジュディー・アービンと結婚。現在もテレグラフヒルに住み、路上生活者時代の経験を描いた次作『ストリート・ソング』の執筆に取り組んでいる。
訳:小林 正佳
小林正佳(こばやし・まさよし)1946年、北海道札幌市生まれ。
国際基督教大学教養学部、東京大学大学院博士課程(宗教学)を修了。
1970年以来日本民俗舞踊研究会に所属して須藤武子師に舞踊を師事。
1978年福井県織田町(現越前町)の五島哲氏に陶芸を師事し、1981年織田町上戸に開窯。
1988年から現在まで天理大学に奉職。その間、1996~1998年トロント大学訪問教授、セント・メリーズ大学訪問研究員としてカナダに滞在。
2000〜2002年、2010〜2011年、中国文化大学交換教授として台湾に滞在。現在は、天理大学総合教育研究センター特別嘱託教授。民俗舞踊を鏡に、宗教体験と結ぶ舞踊体験、踊る身体のあり方を探ってきた。民俗と創造、自然を見つめる眼ざしといったテーマにも関心がある。著書に『踊りと身体の回路』『舞踊論の視角』(共に青弓社)、訳書にヒューストン著『北極で暮らした日々』、ロックウェル著『クマとアメリカ・インディアンの暮らし』(共にどうぶつ社)、モウェット著『狼が語る』(築地書館)など。
ISBN:9784806714873
。出版社:築地書館
。判型:4-6
。ページ数:368ページ
。定価:2400円(本体)
。発行年月日:2015年01月
。発売日:2015年01月12日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSVJ。