昆虫と害虫
昆虫防除の歴史と社会
著:小山 重郎
紙版
内容紹介
防除される「害虫」は、
もともとはただの昆虫であり、
自然の片隅で細々と暮らしていた。
それが人間が農耕を始めたことによって
「害虫」となったのだ。
長年、最前線で
農薬を使わない害虫防除の
研究をしてきた著者が、
人間社会と
昆虫(害虫)とのかかわりから、
これからの日本の
農業のあり方を展望する。
目次
プロローグ
第1章 アワヨトウ大発生の謎
第2章 農薬のヘリコプター散布を減らすために
第3章 沖縄のミバエ類の根絶防除
第4章 世界のミバエ類防除
第5章 森は病んでいる
第6章 再び田んぼへ
第7章 昆虫を害虫にしない社会を