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利用者の“動き出し”を引き出すコミュニケーション

「動き出しは本人から」を実践する102の言葉

著:大堀 具視

紙版

内容紹介

\ コミュニケーションを変えれば、ケアが変わる! /
102の場面での具体的な声かけをもとに、利用者の言葉、表情、動き(=動き出し)を引き出すためのコミュニケーションについて解説した一冊。
「動き出しは本人から」という、利用者主体の介護を行うためのかかわり方のポイントがわかります。
「できそうな感じがしませんか?」「十分に力が入っていますよ」など、誰でも使える具体的な「声かけ」の例が満載。介護職、看護職、PT・OT、ケアマネジャーのほか、医療・福祉系の学生のサブテキストとしても活用できます。

【主な目次】
第1章 見てもらう、感じてもらう
・目は開けられますか?
・私の顔を見ていただけますか?
・身体が横向きになりましたよ  ほか
第2章 尋ねる
・起き上がることはできますか?
・歩けそうな感じはありますか?
・家ではどうされていましたか?
・どちらかの足を一歩、前に出せますか?   
コラム:使ってはいけない言葉「痛いですか?」  ほか
第3章 伺う
・調子はいかがですか?
・トイレに行っておきますか?
・手すりを使いますか?  ほか
第4章 説明する、依頼する
・今日は△△時から○○があります  
・少しずつ身体が右に向きますよ   ほか
第5章 期待して、信用する
・急にふれられたらいやですよね
・頼れるところがわかると安心しますね
・先ほど、○○なことがありましたね   ほか
第6章 変化に気づき、認める
・私の顔を見てくれていますね
・何か用事はありますか?   ほか
第7章 ゆっくりふれる、そっと支える
1 言葉以外のコミュニケーションを大切にする
2 「動き出し」を誘う身体表現
3 ゆっくり
4 そっと
第8章 「環境」を整える
・ベッドの高さが上がります
・しっかりとした台を置きました
・寝心地はどうですか?   ほか
第9章 生活をスタートさせる
・起き上がりますので、ふとんをめくっていただけますか?
・すべてうまくいっています   ほか

【著者紹介】
大堀具視(おおほり ともみ)
日本医療大学保健医療学部リハビリテーション学科 教授
作業療法士

1967年北海道生まれ。回復期リハビリテーション病院勤務を経て、作業療法士の養成教育に従事。その後、総合病院に勤務し、2016年より現職。多数の介護施設、病院等にて、介護、看護、リハビリテーション職員とともに、利用者主体の介護(「動き出しは本人から」)を実践。近年では、全国で病院・施設職員等を対象にした「動き出しは本人から」の研修を行っている。

ISBN:9784805882917
出版社:中央法規出版
判型:A5
ページ数:221ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年04月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS