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米中戦略関係

著:梅本 哲也

紙版

内容紹介

揺らぐ国際秩序の下、両大国の関係を読む叡知こそ、日本の生き残るすべである。
▼現在、米中両国の政策担当者はお互いを、当面親しくはしているが潜在的には敵対の可能性を否定できない「フレネミー(フレンドとエネミーの合成語)」と見ているという。▼二つの強国は「ツキジデスの罠」に陥り、衝突することになるのだろうか。両国の大戦略を歴史と現実からひもとき、中長期的な展望とシナリオを提示する。

目次

序 章  米中は「ツキジデスの罠」に陥るのか
第1章  力の移行と戦争・平和
第2章  米国の大戦略と中国
第3章  中国の自己主張と米国
第4章  核不拡散・非核化と米中関係
第5章  海洋秩序と米中関係
第6章  米中間の戦略的安定
第7章  中国A2ADと米国の対応
第8章  米中戦略関係の将来

著者略歴

著:梅本 哲也
梅本哲也
静岡県立大学国際関係学部・大学院国際関係学研究科教授。
東京大学教養学部卒業後、同大学院社会学研究科国際関係論専攻修士課程修了。
プリンストン大学で博士号取得(Ph.D、政治学)。東京大学教養学部助手、日本国際問題研究所研究員などを経て現職。
核兵器問題を中心とする安全保障論の専門家で、単著に『核兵器と国際政治 1945-1995』(日本国際問題研究所)、『アメリカの世界戦略と国際秩序』(ミネルヴァ書房)などがある。

ISBN:9784805111314
出版社:千倉書房
判型:A5
ページ数:352ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS