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ナショナリズムとイスラム的共存

著:鈴木 董

紙版

内容紹介

バルカンやパレスチナで民族紛争の戦火が絶えないのは、歴史的にその土地に由来する原因があるからだろう、と想像するのは誤りである。かつて、そこには民族・宗教の混在にきわめて寛容な共存のシステムが確立していたのである。その政治的、社会的安定を崩壊させたのは西欧近代に由来するネーションステイト・モデルとナショナリズムだった。『イスラムの家からバベルの塔へ』(1993刊行)への加筆、新装版にあたります。

著者略歴

著:鈴木 董
鈴木 董(すずきただし)
東京大学東洋文化研究所教授。法学博士。1947年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒。1972‐75年、トルコ国政府奨学金留学生としてイスタンブル留学。1982年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。1983年、東京大学東洋文化研究所助教授。1991年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ISBN:9784805108932
出版社:千倉書房
判型:4-6
ページ数:269ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2007年12月
発売日:2007年12月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:NH