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【増補改訂】坐禅の仕方と心得

著:澤木 興道

紙版

内容紹介

道元・瑩山・大智・白隠らの坐禅についての要文を引用し、坐禅の意義・身構え・心構えを綿密に説く。道元禅師の坐禅「只管打坐」を世に蘇らせ、坐禅一筋に生涯を貫いた偉大なる禅僧・沢木老師の原点の書!

昭和14年発行の稀観本に沢木老師の貴重な写真と「沢木老師の言葉」を加え復刊!

目次

【目 次】
 第一章 坐禅の意義
  一、参禅学道は一生の大事
   1 自分と無関係の坐禅
   2 群を抜けて益なし
   3 坐禅は、ただするもの
   4 創造のない生活
  二、坐禅は禅門の第一義
  三、坐禅の当体そのまま仏身
   1 人々仏法の器
   2 坐禅の神秘
   3 偏えに随順する
   4 仏を体現する
  四、生活即坐禅
   1 仏道を生活する
   2 修行の真偽
   3 形の上の鍛練
   4 仏祖の道の外に禅なし

 第二章 坐禅にかかるまで
  一、道場の選び方
  二、道場の整え方
  三、身体の整え方

 第三章 坐禅の身構え(調身)
  一、覚触すること
  二、足の組み方
   1 結跏趺坐の作法
   2 半跏趺坐の作法
  三、手の置き方
  四、降魔坐と吉祥坐
  五、正しい姿勢
   1 坐蒲の敷き方
   2 坐禅の際の口
   3 坐禅の際の目
   4 坐禅の際の呼吸
   5 左右揺振
  六、起坐の儀則
  七、経行の儀則
  八、坐禅中の心の置き場所
  九、眠い時にはどうするか
 第四章 坐禅の心構え(調心)   
 第五章 僧堂進退の心得
  一、後夜坐禅
  二、初夜坐禅
  三、開枕
  四、早晨坐禅
  五、僧堂の規矩
   正法眼蔵 重雲堂式
  六、聖僧について
  七、その他の進退について
   1 洗面
   2 洗浄
   3 入浴
  普勧坐禅儀
  附一 行鉢の仕方

    応量器               十  喫 食
    一 下 鉢            十一 再 進
    二 展 鉢             十二 収 生 
    三 十仏名            十三 香湯浄水
    四 粥時斎時の偈       十四 洗 鉢      
    五 行 食            十五 折 水          
    六 五観の偈          十六 収 鉢
    七 生飯の偈          十七 打 槌
    八 食三分の偈         十八 後唄文
    九 擎鉢の偈          十九 施主の供養ある場合

  薬石の作法
  附二 沢木興道老師の言葉

著者略歴

著:澤木 興道
明治13年、三重県津市の生まれ。幼くして両親を亡くし澤木家の養子になるが、17歳で永平寺へ。坐禅と勉学に打ちこみ、笛岡凌雲方丈や法隆寺勧学院に学び、熊本の万日山に独居して、乞われるまま全国の坐禅会を巡る。駒澤大学教授・総持寺後堂等うけたすべてを用いて只管打坐を勧め、昭和40年、京都安泰寺で遷化。享年86歳。『禅談』『禅を語る』『禅の道』『永平広録を読む』等(以上、大法輪閣)。

ISBN:9784804613956
出版社:大法輪閣
判型:B6
ページ数:144ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2017年05月
発売日:2017年05月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB