パーリ仏典 3-6
相応部(サンユッタニカーヤ)蘊篇Ⅱ
訳:片山 一良
紙版
内容紹介
蘊篇は、相応部の第三篇にあたり、13相応、716経からなる。「蘊」すなわち「五蘊」とは、色蘊という色(物質、身体)の集まり、受蘊という受(感受作用)の集まり、想蘊という想(想念)の集まり、行蘊という行(意思、形成作用)の集まり、識蘊という識(識知作用)の集まりをさし、その「五蘊」は身心であり、自己である。すなわちそれは無我である、ということにほかならない。
本書は、蘊篇に収められた一三相応、七一六経のうち、後半の一二相応(第二「ラーダ相応」~第一三「禅相応」)、五五七経の全訳、および訳註である。