ポケットスタンダード
歩く人
牧水紀行文撰
著:若山 牧水
編:正津 勉
紙版
内容紹介
人生というロング・トレイルを、歌いながら歩きとおした男がいた──旅と酒をこよなく愛した牧水の数多くの紀行文から、傑作のみを選りすぐったトラベルライティングの決定版! 牧水エッセイ・シリーズ3部作の完結編。
目次
序にかえて――耳川と美々津
Ⅰ 行かむかな 行かむかな
秋乱題(その一)
裾野より――緑葉兄へ
古駅
岬の端
津軽野
羽後酒田港
山寺
山上湖へ
水郷めぐり
Ⅱ 水のまぼろし 渓のおもかげ
渓をおもう
或る旅と絵葉書
木枯紀行
鳳来寺紀行
北海道雑観
流るる水(その二)
Ⅲ みなかみ紀行
みなかみ紀行
解説「歩く人・牧水」―— 註と歌 正津 勉