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暮らしの時短スケッチ

著:あべまりえ

紙版

内容紹介

はみ出して、塗りきらないのがいい。迷った線も味になる──。描きたいものを描きやすく捉えて、素敵に魅せる「絵作り」のコツを学ぶことで、〈合間時間〉で十分に楽しめる絵の描き方が身に付きます。

前作『旅の時短スケッチ』の好評を受け、「旅」という非日常の対にある「暮らし」の時短スケッチを提案します。日々の生活の中で、ほんの少し絵が描けて、その絵が暮らしに役立ったら、ちょっと嬉しい。そんなささやかな楽しみを重ねていく気持ちを大切に、身近なモチーフの時短スケッチに取り組みます。

家で描く場合、出先でのスケッチと違って、落ち着いた環境でより幅の広い表現が可能です。それでも手を動かすのは小作であれば一枚5分や10分で十分。忙しい仕事や家事の合間に、また、落ち着いてほっとした瞬間に、心地よく集中できるひとときを楽しみましょう。

私たちは暮らしの中で、観察して気付いたものや、時を重ねて見えてくるもの、根付いた感覚を「大切にしたい」「伝えたい」「残したい」と考えます。スマホで撮るのもいいけれど、効果的にペンを走らせれば、自分だけの絵で残すことができます。本書では、描いた絵をさまざまなアイテムに仕立てて暮らしに活かし、大切な人と共有すアイデアも紹介します。

何気ない日常に隠された魅力を、時短スケッチで描きとめることで発見し、作品だけでなくその時間自体を描きとめ、より充実した人生を送るきっかけにしてください。

目次

はじめに
道具について

Chapter. 1 時短スケッチを練習する
時短スケッチ・5つのコツ
動画でおさらい・時短スケッチのコツ
1. 丸い形のモチーフから描く
Advice 筆の動き・色の入れどころ
2. 筆さばきを覚える
Advice 紙を選ばない時短スケッチ
3. 白の表現方法を知る
Advice 時短スケッチの理念
4. 描きやすい構図に置き換える
Advice 形の見方・スペースの見方
5. 透明水彩らしい技法を使う
Advice たくさん描く習慣を

{ 時短スケッチ応用編 }
1. シックな時短スケッチ
2. ポップな時短スケッチ
3. アンティークな時短スケッチ

Chapter. 2 時短スケッチを使う
1. いただきもののお礼カード
2. ラッピング用の包装紙
3. お料理のレシピノート
4. 仕掛け付きペットアルバム
5. ウェディングの招待状
6. ベビー誕生のメモリーブック
7. ミニミニ時短スケッチ
8. 季節の植物の絵はがき

おわりに

著者略歴

著:あべまりえ
あべまりえ

水彩イラストレーター。水彩講師。カリグラファーズ・ギルド会員。1967年、大阪府生まれ。大阪教育大学美術学科卒業。日々制作活動をしながら、自宅レッスン、文化教室のワークショップ、雑誌のカット、イラスト関連ワーク等を行う。2000年、カフェギャラリーにて初めての個展を開き、以後、透明水彩絵具を使った作品を毎年発表。2003年、自宅に現在のアトリエ「watercolour space PAPIER(パピエ)」を設立。絵を描くことはすべての人が持つ能力だと考え、モノの形を見るための右脳体操や、着彩をスムーズに進めるための色彩論などもレッスンに組み込んでいる。その他、毎年のカレンダー原画展等イベント、国内外での時短スケッチツアー、イラスト&カリグラフィー教室等を開催している。

◯Webサイト「watercolour space PAPIER」http://marie-abe.com
◯ブログ「あべまりえ 日々の水彩 日々のこと」http://ameblo.jp/marie-abe/

ISBN:9784802511223
出版社:ビー・エヌ・エヌ新社
判型:B5変
ページ数:120ページ
定価:1650円(本体)
発行年月日:2018年10月
発売日:2018年10月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA