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パドックの教科書

著:治郎丸敬之

紙版

内容紹介

出走馬の調子はファン最大の関心事
パドックで好調馬を見抜く方法教えます

日々のレースを楽しむ競馬ファンにとって最大の関心事は、言うまでもなく「どの馬が上位に入着するか」ということだろう。勝馬を見抜くためには各馬の実力比較以外に、好調馬と不調馬を見抜けるかどうかが重要なファクターとなる。そして、レース直前の馬の状態を見極めるのに不可欠なのがパドック(下見所)における馬体チェック。パドックで馬の好不調を的確に判断できるようになることは、競馬ファンにとって永遠の課題であり願望だ。一方で、「どの馬も同じに見える」「馬の見方など分かるわけがない」と諦めてしまっているファンも少なくないのではないだろうか? 本書では、人によってハードルが高いと感じることもあるパドックの見方をわかりやすく解説。著者は川崎競馬でパドック解説を務め、競馬週刊誌『Gallop』や競馬サイト『一口馬主DB』で馬体の見方にまつわるコラムを執筆、競走馬の馬体について基礎から体系的にまとめた『馬体は語る』などの著書も豊富な治郎丸敬之氏。自ら競馬場や牧場に足を運ぶだけでなく、数多くのホースマンにインタビューするなどして馬体の見極め方を探求し続けてきた著者が、パドックで好調馬と不調馬を見抜くポイントを伝授する。

目次

【CONTENTS】

■第1章 馬の精神状態を見る
パドック遍歴/ビリー・‘ザ・キッド’/「パドックでは馬の身体ではなく心を見よ」/川崎競馬でパドック解説者に/リズム良く、スムーズに歩く/ハッピーに歩く馬/「入れ込み」と「気合乗りが良い」はベクトルが違う/馬の精神状態はレースごとに変わる/いつも入れ込んでいる馬の扱い/きちんと歩くこと/踏み込みの深さから分かるのは距離適性?/前躯の柔らかさ・硬さ/背中(トップライン)/連動性/飛節の伸び/ナチュラルスピード/口癖の悪い馬は敬遠する/目/汗/耳/蹄の音/あくび/首/馬っ気/音/尻尾/甘える仕草

■第2章 馬体を見る
パッと見る/馬体を見る上での「勘」の正体/胴体/バランス/四角の形から分かること/低方形馬には2つのタイプがある/尻高馬、前高馬/前勝ち、トモ勝ち/毛艶/メリハリ/馬体が大きいこと/ゲームチェンジャーとしてのダートの道悪/馬体重は調子のバロメーターでもある/返し馬について

■第3章 パドック解説者の苦悩
なるべくオッズ(人気)を見ない/縦の比較をするべきか/仮想パドック/人気であまり良く見えない馬を消せないと、良く見える穴馬を拾えない

■第4章 インタビュー
上手健太郎獣医師に聞く「パドックにおける馬具の意味するところは?」/やーしゅん氏に聞く「馬の歩きの見かた」

ISBN:9784802213516
出版社:イカロス出版
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年10月
発売日:2023年10月20日