草軽電鉄+栃尾電鉄
著:いのうえ・こーいち
紙版
内容紹介
避暑地軽井沢と温泉地草津とを結ぶ草軽電鉄は、廃線になってから60年が経とうというのに、いまだに多くの人びとの記憶のなかにとどまっている。大自然のなかを走る個性的で忘れられない軽便鉄道。地元でも、当時の機関車が保存されているだけでなく、旧駅舎が残されて小さな博物館のようになっていたりする。廃線後60年の現地で取材したほか、先輩の当時の写真を駆使して、在りし日の姿を甦らせる。それとともに、草軽電鉄の車輌を購入するなど、電化された軽便鉄道として1970年代まで残っていた栃尾電鉄(越後交通栃尾線)を併せ紹介。その個性的な車輌などを詳述する。