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常勝軍団の作り方

著:東 哲平

紙版

内容紹介

■内容紹介

監督就任11年目で
11度の甲子園出場。

冬の3カ月間は室内練習場にこもりきり
というハンデをものともせず、
北陸勢初の全国制覇に、
ベスト4二度、ベスト8一度。
チーム全体が高い目標と強い覚悟を持って、
時に理不尽なまでの厳しい練習に取り組む。
代々これを絶やさずに続けていくことで、
そこに「強さの伝承」が生まれる。
「勝てる集団」を作るための、
命を懸けた本気の指導論

著者は、以下のように述べています。

私が監督となった2011年秋以降、敦賀気比は2017年を除くすべての年で春・夏いずれか(もしくは両方)の甲子園に出場している。2015年のセンバツでは、選手たちのがんばりのおかげで北陸勢として初となる全国制覇を成し遂げることもできた。
甲子園に毎年のように出ているからか、周囲からは「敦賀気比は甲子園に出て当たり前」と思われている。みなさんがそのように思ってくれるのはありがたいが、その分プレッシャーも大きい。毎年、夏の大会期間中は眠れぬ夜を過ごす。
また、冬の12~2月にかけて、敦賀は雪に覆われるため、屋外での練習はほぼできない。私たちは3カ月もの間、ふたつある小さな室内練習場にこもり、ひたすら練習を続けるしかない。これは、一年中、屋外で練習できるチームと比べたら相当なハンデである。でも、私たちは春のセンバツで日本一になることができた。
本書では、私たちがいかにして甲子園常連校となり、北陸勢初の全国制覇を成し遂げるまでに成長できたのかを詳しくお話ししていきたい――本文より

■目次

第1章 北陸勢初の全国制覇までの道のり
監督就任早々、北信越大会で優勝してセンバツ出場/北陸勢初の全国制覇~2015年センバツ~ ほか

第2章 やんちゃだった私がなぜ指導者になれたのか?
敦賀気比の監督に就任~なぜ指導者となって早々に結果を残せたのか?~ ほか

第3章 東流「長所を伸ばす」指導法
核となる選手を作り、チームを熟成させていく/技術指導はヒントを与える程度 ほか

第4章 甲子園で勝つための練習
冬は室内練習場で徹底的に体力強化/実戦を意識したピッチング練習 ほか

第5章 北陸勢初の夏の甲子園優勝を目指して
甲子園に出て当たり前の中で戦う過酷さ~妻に感謝~/甲子園には勝ち方がある/北陸勢初の夏の全国制覇に向けて ほか

著者略歴

著:東 哲平
東哲平●あずま・てっぺい
1980年7月27日生。京都府出身。現役時代、敦賀気比では投手兼内野手として活躍。東出輝裕(広島カープ野手総合コーチ)と同期で、2年夏(1997年)の甲子園でベスト8、4番打者として出場した1998年のセンバツでは3回戦でPLに惜敗。同年夏の県大会決勝では5打点を挙げてチームを3季連続の甲子園に導く。卒業後は三菱自動車川崎で2年間プレーして現役を引退。そして福井に戻り北陸高のコーチ、監督、さらに中学生硬式野球チーム「オールスター福井」の初代監督などを経て、2008年に母校にコーチとして復帰を果たした。その後2011年8月から監督に就任。以降は敦賀気比を強豪校に育て上げ、2017年とコロナ禍で甲子園が中止となった2020年以外は毎年甲子園に出場。2015年センバツでは北陸勢として史上初となる全国制覇も成し遂げた。監督に就任してからの甲子園通算成績は19勝10敗。教え子は、吉田正尚(オリックス・バファローズ)や西川龍馬(広島カープ)ほか多数。

ISBN:9784801931909
出版社:竹書房
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年07月
発売日:2022年07月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SF