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大名格差

著:安藤 優一郎

紙版

内容紹介

江戸時代の日本は徳川将軍家が率いる幕府と、三百諸侯と称された大名家が率いる実数約260もの藩が共同統治する時代であった。
大名といっても100万石から1万石まで格差は大きかったが、石高以外にも様々な基準で格付けされた。そうした区分が組み合わされることで家格は決まったが、その基本は将軍との関係である。将軍に近いほど優遇され、遠いほど冷遇された。
そんな幕府による大名統制の実態を、五つの視点から解明。「 石高でみる格差」「将軍との関係でみる格差」「江戸城でみる格差」「江戸藩邸でみる格差」「参勤交代でみる格差」という切り口を通して、未曾有の泰平の世を可能にした、幕府の巧妙な仕掛けに迫る。

著者略歴

著:安藤 優一郎
歴史家。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学(文学博士)。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に『江戸の間取り』『徳川幕府の資金繰り』『大名廃業』(彩図社)、『賊軍の将・家康』『お殿様の定年後』(日本経済新聞出版)、『幕末の先覚者 赤松小三郎』(平凡社新書)、『大江戸の娯楽裏事情』(朝日新書)、『徳川家康「関東国替え」の真実』(有隣堂)などがある。

ISBN:9784801306516
出版社:彩図社
判型:文庫
価格:720円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ