さまざまな空間 新装版
著:ジョルジュ・ペレック
紙版
内容紹介
「生きること、それは空間から空間へ、なるべく身体をぶつけないように移動すること」。
机上から宇宙にいたるあらゆる空間について、言葉遊びやパロディを織り交ぜながら、ときに哲学的に、ときに遊び心たっぷりに綴る、奇妙で美しい居住空間学入門。
目次
まえがき
ページ
ベッド
ありきたりの指摘をもう少々
寝室
目下進行中の仕事の一端―ささいな問題―のどかな考え その一―のどかな考え その二
アパルトマン
無用の空間について―引っ越す―入居する
扉
階段
壁
集合住宅
小説の構想
通り
実習―手紙の下書き―場所
地区
地域生活(カルチエの生)―カルチエの死
街
ぼくの街―外国の街―観光について―演習
田舎
ユートピア村―ノスタルジックな(しかもあり得ない)二者択一
移動について
国
国境―ぼくの国
世界
空間
直線について
測量
空間と遊ぼう
空間の征服
レーモン・ルーセル氏の動く家―『書斎の聖ヒエロニムス』―脱走捕虜―出会い
住みにくいところ
空間(これにておしまい)
訳註
本書で用いた若干の用語の一覧表
あとがき ジャン=リュック・ジョリ
訳者あとがき 塩塚秀一郎
増補版に寄せて 塩塚秀一郎
未完草稿