評伝ジャック・ヴァシェ
著:後藤美和子
紙版
内容紹介
伝説的人物の全貌
黒いユーモアの体現者、戦場から謎めいた手紙を送り、作品を残さずして早世した伝説のシュルレアリスト――しかし、それはブルトンによって偶像化された姿だった。故郷ナントでの文学活動、苛酷な従軍生活、死の真相……様々な記録や証言、発見された手紙や草稿をもとに、知られざる生涯を克明に辿る。
目次
プロローグ
第1部 ジャック・ヴァシェとサールたち
第1章 ラ・グランディー王国の王(1895-1912年)
第2章 1913年のアナーキー(1913年)
第3章 サールたちの大饗宴(1914年)
第2部 戦争の手紙の始まり
第1章 榴弾兵ヴァシェ(1915年)
第2章 通訳ヴァシェ(1916年)
第3部 長引く戦争
第1章 h抜きのユーモア(1917年‐ 1)
第2章 拳銃を手に(1917年‐ 2)
第4部 終結へ
第1章 アポリネールを倒せ(1917年‐ 3)
第2章 再会を期して(1918年)
第3章 1月6日、ホテル・ド・フランスにて(1919年‐ 1)
第5部 ヴァシェの再発見
第1章 偶然の生と死(1919年‐ 2)
第2章 ブルトンなしに、ヴァシェは何者であり得たか?(1970年―)
【付録】ヴァシェ短篇小説選
註
ジャック・ヴァシェ略年譜
書誌
あとがき
ISBN:9784801006836
。出版社:水声社
。判型:A5
。ページ数:457ページ
。定価:6500円(本体)
。発行年月日:2022年11月
。発売日:2022年11月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC。