有限存在と永遠存在[改訳決定版]
著:エーディト・シュタイン
紙版
内容紹介
全存在の知解性の根源へ――
有限の諸原因をめぐる数多の知識を足場にして、永遠無限の存在としての〈神〉という山頂を目指す、フッサールの高弟にしてカルメル会修道女、エーディト・シュタインの哲学の到達点。
旧版の翻訳を一部改善した改訳決定版。
目次
序
第一章 緒論――存在の問題
第二章 存在様態としての現実態と可能態
第三章 本質性的存在と現実的存在
第四章 本質、実体――形相と質料
第五章 存在者としての存在者(超越性)
第六章 存在の意味
第七章 創造における三位一体の模像
第八章 個別存在の意味と基礎付け
[補説]
Ⅰ マルティン・ハイデガーの実存哲学
Ⅱ 霊魂の城
註
引用文献
人名索引
事項索引
訳者あとがき