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宮川淳とともに

著:吉田喜重(よしだきじゅう)
著:小林康夫
著:西澤栄美子

紙版

内容紹介

思い出の余白に
学生時代の宮川淳(みやかわあつし)と誰よりも親しかったのちの映画監督・吉田喜重が宮川との思い出を語ったインタビューと、哲学者・小林康夫が宮川、吉田の二人を戦後思想史のなかに位置づけるテクストを収録。薄明のなかから、宮川淳の後ろ姿が鮮やかに浮かび上がる。

目次

【目次】
宮川淳の思い出 吉田喜重

エピステーメの衝撃――宮川淳/ミシェル・フーコー/吉田喜重 小林康夫
L’inattente, l’inoublie――44年後の余白に 小林康夫
Requiem 小林康夫

パリ 1976年―77年――「あとがき」にかえて 西澤栄美子

著者略歴

著:吉田喜重(よしだきじゅう)
1933年、福井市に生まれる。映画監督。主な作品には、『ろくでなし』(1960年)、『エロス+虐殺』(1969年)、『煉獄エロイカ』(1970年)、『戒厳令』(1973年)、『鏡の女たち』(2007年)、主な著書には、『メヒコ 歓ばしき隠喩』(1984年)、『小津安二郎の反映画』(1998年、いずれも岩波書店)、『贖罪――ナチス副総裁ルドルフ・ヘスの戦争』(文藝春秋、2020年)などがある。
著:小林康夫
1950年、東京都に生まれる。東京大学名誉教授。哲学者。主な著書には、『不可能なものへの権利』(書肆風の薔薇/水声社、1988年)、『表象の光学』(未来社、2020年)、『絵画の冒険』(東京大学出版会、2016年)、主な訳書には、ジャン゠フランソワ・リオタール『ポスト・モダンの条件』(水声社、1989年)、共編著には、『知の技法』(東京大学出版会、1994年)などがある。
著:西澤栄美子
1950年、東京都に生まれる。もと成城大学講師。専攻、美学、フランス文学。主な著書には、『書物の迷宮』(水声社、1996年)、主な訳書には、クリスチャン・メッツ『映画記号学の諸問題』(共訳、1987年)、同『映画における意味作用に関する試論』(共訳、2005年、いずれも水声社)などがある。

ISBN:9784801006041
出版社:水声社
判型:4-6
ページ数:137ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB