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ル・アーヴルから長崎へ

著:パスカル・キニャール
著:小川美登里

紙版

内容紹介

瓦礫と化した、二つの街をつなぐ旅
甚大な戦禍を被った港町ル・アーヴルで、幼年期を過ごしたキニャール。
死者たちに寄り添い、創作を続けてきたゴンクール賞作家が、
失われた故郷を皮切りに、日本を、そして長崎を旅する。
日本の友人とともに書き下ろした、<人生>という旅の記録。

目次

 

著者略歴

著:パスカル・キニャール
1948年、フランスのノルマンディー地方ユール県に生まれる。作家。父方は代々オルガン奏者の家系で、母方は文法学者の家系。エマニュエル・レヴィナスのもとで哲学を学び、ガリマール社に勤務したのち、作家業に専心。古代と現代を縦横無尽に往来し、時空を超えたエクリチュールへ読者を誘う作品を精力的に発表しつづけている。主な著書に、『世界のすべての朝は』(1991年。伽鹿舎、2017年)、『音楽の憎しみ』(1996年。水声社、2019年)、『さまよえる影たち』(『最後の王国』第1巻、2002年。水声社、2017年)、『落馬する人々』(『最後の王国』第7巻、2012年。水声社、2018年)などがある。
著:小川美登里
1967年、岐阜県に生まれる。カーン大学にて博士号取得。現在、筑波大学人文社会系准教授。フランス現代文学を専門とし、ジ
ェンダー、音楽、絵画、言語学などに関心をもつ。主な著書に、La Musique dans l’œuvre littéraire de Marguerite Duras(L’Harmattan, 2002)、Voix, musique, altérité: Duras,Quignard, Butor(L’Harmattan, 2010)などがある。主な訳書にパスカル・キニャール『いにしえの光』(『最後の王国』第2巻、水声社、2016年)、パスカル・キニャール『静かな小舟』(『最後の王国』第6巻、水声社、2018年)、クリスチャン・ドゥメ『三つの庵』(共訳、幻戯書房、2020年)などがある。

関連書
【パスカル・キニャール・コレクション】

ISBN:9784801005594
出版社:水声社
判型:4-6
ページ数:211ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年09月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS