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女性活躍から始める人的資本経営

著:堀江 敦子

紙版

内容紹介

人的資本経営は、女性活躍から取り組むのが近道!

2023年3月期より、有価証券報告書への開示項目として「人的資本」や、「女性管理職比率」「男性の育児休業取得率」「男女間賃金格差」が挙げられ、「女性版骨太の方針2023」では、東証プライム市場に上場する企業の女性役員の比率を2030年までに30%以上にする目標等が掲げられている。

人的資本経営、女性活躍推進・ダイバーシティ推進は、今や経営者にとって喫緊に対応しなければいけない課題となっている。

ただ、「経営者が突然、人的資本・女性活躍について叫び始めたな、どうしてだろう」そんな疑問を感じている人もいるかもしれない。

本書は、経営者から経営企画部、人事担当者まで、歴史的な背景と共に、ダイバーシティ推進の有効性、実践方法までを本質的に理解できるよう理論・実践・データの全てをまとめた1冊である。

理論編
・なぜ今「人的資本経営」なのか?
・ダイバーシティが組織に与えるポジティブな効果
・日本における女性活躍の歴史
・日本企業で女性管理職が増えない理由


また実践編では、女性活躍推進を本質的に進めていき、女性管理職パイプラインを形成する為の方法を「経営」「現場・人事」「広報」という3つの視点で紹介しながら、最終的には客観的なデータを用いてアクションプランまで構築できるような内容になっている。

実践編
・女性活躍推進3つの視点と7つのポイント:現場・人事編
・女性活躍推進3つの視点と7つのポイント:経営・広報編
・実践! 自社のアクションプランの作り方
・先進企業事例(日本アイ・ビー・エム株式会社、キリン ホールディングス株式会社)

社会環境が大きく変化する中で、女性活躍から始めた人的資本経営を行うことが、多様な人材が活躍できる強い組織にしていく第一歩になる。

目次

はじめに

第1部 理論編

第1章 なぜ今「人的資本経営」なのか?
第2章 ダイバーシティが組織に与えるポジティブな効果 
第3章 日本における女性活躍の歴史
第4章 日本企業の女性管理職が増えない理由

第2部 実践編

第5章 女性活躍推進3つの視点と7つのポイント
:現場・人事編
第6章 女性活躍推進3つの視点と7つのポイント
:経営・広報編
第7章 実践 !自社のアクションプランの作り方
第8章 先進企業事例
引用・参考文献

おわりに

著者略歴

著:堀江 敦子
スリール株式会社 代表取締役
2007年、日本女子大学社会福祉学科卒業。立教大学大学院経営学研究科(博士前期課程/リーダーシップ開発コース)修了。
楽天を経て2010年にスリール創業。女性活躍から始めるサスティナブル経営の実現に向けた支援を多方面(企業/国・地方自治体/大学)に実施。企業に対しては、独自開発した体験型プログラムを中核に、人材教育・人材開発コンサルティング事業を展開。その他、内閣府男女共同参画局 専門委員として第5次男女共同参画基本計画の策定に関わるなど、政策実現に向けて精力的に活動している。

第5回経済産業省 キャリア教育アワード、日経ビジネス「チェンジメーカー10」 、第9回若者力大賞ユースリーダー賞」をそれぞれ受賞。企業研修実績、メディア出演実績多数。Twitterフォロワー計3200。

厚生労働省 イクメンプロジェクト委員、こども家庭庁設置法案等準備室委員、千葉大学 非常勤講師を務める。著書に『新・ワーママ入門』がある。

ISBN:9784800591944
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
判型:A5
ページ数:272ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2024年04月
発売日:2024年04月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ