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改訂7版 PMプロジェクトマネジメント

著:中嶋 秀隆

紙版

内容紹介

PMBOKガイド®第7版が米国PMI本部では2021年7月に、そして日本語版は同年11月にPMI日本支部より発行されました。

PMBOKガイド®第7版では、第6版までのプロセス中心の記述をやめ、前半で「プロジェクト・マネジメントの原理・原則」を取り上げています。そして後半では、「開発アプローチ」を例に、プロジェクトマネジメントの手法は「予測型(ウォーターフォール型)」と「適応型(アジャイル型)」に大別でき、その中間に「ハイブリッド型」があると整理しています。

これは、システム開発などIT分野でのプロジェクトの拡大に従い、適応型の開発への注力を反映した形となりました。

しかしながら、適応型開発のプロジェクトの増加が顕著であるとはいえ、実務の現場においては計画的に作業を実行して成果をあげるプロセスベースのガイド(予測型)の有効性は依然として高いニーズがあります。

本書では、大規模建設などに広く活用されている予測型(ウォーターフォール型)のプロジェクトマネジメントに対象を絞って、そのエッセンスを「具体的な事例」で詳述しています。

プロジェクトマネジメントの現場の状況がよくわかる「コラム」もさらに充実させました。

目次

はじめに 第7版における変更点
序 章 プロジェクトマネジメントー標準10のステップ
STEP1 プロジェクトの発足を通知する
STEP2 背景を確認し、プロジェクト目標を設定する
STEP3 ワーク・パッケージを洗い出す
STEP4 役割を分担し、所要期間を見積もる
STEP5 バランスのとれたスケジュールを作る
STEP6 予算、その他の計画を作る
STEP7 リスクに備える
STEP8 承認を取りつけ、ベースラインを設定する
STEP9 作業を実行し、変更をコントロールする
STEP10 プロジェクトを終え、教訓を得る

著者略歴

著:中嶋 秀隆
1978 年、国際基督教大学大学院修了。
京セラ(海外営業)、インテル(国際購買、法務部長、人事部長)など、日米の有力企業に約20年間勤務。その間に、海外での半導体工場の立ち上げ、トップ・マネジメント間の大規模国際会議など、数多くのプロジェクトにプロジェクト・マネジャーとして参画。
その後、プラネット株式会社を設立し、日本およびアジア地域のビジネスパーソンを対象に、プロジェクト・マネジメント技法の研修、コンサルティング・サービスを提供。
現在、プラネット株式会社コンサルタント。
PMI会員、PMI日本支部アドバイザー、PMP、『PMBOKⓇガイド』翻訳検証委員(第2 ~7 版)。
PMAJ 会員、PM学会会員。
著書・訳書 『PMプロジェクト・マネジメント入門』(マリオン・E・ヘインズ著、翻訳)、『リーダーの人間力』(ヘンリー・クラウド著、翻訳)、『PMプロジェクト・マネジメント クリティカル・チェーン』(共著)など、以上いずれも日本能率協会マネジメントセンター刊のほか、著書・翻訳書多数。

ISBN:9784800590008
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
判型:A5
ページ数:272ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年03月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ