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サイコパスの手帖

著:春日 武彦
著:平山 夢明

紙版

内容紹介

精神科医・春日武彦×作家・平山夢明の黄金タッグ復活!
『サイコパス解剖学』に続く、あの凶悪事件から映画、そしてサイコパスまでを徹底放談!
本書は<サイコだらけの世の中を涼しい顔で生きぬくためのガイド本>である――

目次

序章 「多頭飼い」と「嗅覚」

「あいつ、頭だいぶおかしいけど、大丈夫なんですか」
ムツゴロウさんもびっくり!「猫50匹以上を放置!」
小鳥1000羽を捕虫網でチェイス!

第1章 「甲殻類」と「人食い」、そして「座間9遺体事件」

海老とか蟹を食べるぐらいだったら、俺は…… 
使用済み紙おむつ、恐怖のリサイクル!
自己肯定、自己承認のための奇妙なアイデンティティ
コンビニ店長・残酷物語
座間9遺体事件の急速な冷めっぷり

第2章 精神科医と作家にとっての「トラウマ映画」 Part1

【平山夢明の「トラウマ映画」】
【春日武彦の「トラウマ映画」】
「小学生のとき、校長先生の池にピラニアを……」
煉瓦の下からおじさんの呻き声が…… 
怪談作家・平山夢明が恐れる「恐怖のビジョン」

第3章 精神科医と作家にとっての「トラウマ映画」 Part2

『ファーゴ』
『羊たちの沈黙』
『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』
『セブン』
『悪魔のいけにえ』
『何がジェーンに起ったか?』
『家』
『鬼畜』
『人間魚雷回天』
『レッドライン7000』
『股旅』
『殺人の追憶』
『ブリッジ』

第4章 作家・平山夢明がいちばん怖いもの

「平山くん、ピエールになるかい?」
「平山さん、新しい怪人を出してください!」
「平山さんは、繊細なところがあるからね」
平山夢明にとって、恐怖の核心とは何か?
「自分で書いたメモが……読めないんです……」

第5章 人はなぜ狂うのか

「人間って、どこかで犠牲者を必要とするじゃない」
あれは、すべて〝幻覚〟だったのか――
「あ――っ! 先生、それすごい発見ですよ!」

第6章 暴走する狂気

扇風機おばさんと醜形恐怖
何がジェーンを狂わせたのか
「平山さんの文章って、明らかに頭打ってる人が書いた文章ですよ」
脳が病気を創造する――
精神科医に必要とされる「能力」
究極の苦悩の果てに、いったい何があるのか
「反復というのは癖になる」
映画『鬼畜』が示唆した「犯罪者の典型的心理」
人間の「狂気」や「鬼畜」が立ち現れる瞬間
フランケンシュタインと恐怖の街・川崎

第7章 サイコパスとは何者か

「結局ヒトラーを倒せたのは、スターリンだけなんですから。ヨシフだけですよ!」
サイコパスの存在が人類のバランスを保っている?
「フラっと人の懐に入ってきて、相手の人生を狂わせる」
サイコパスと虐待歴の関係性
「おかしな家は、ジェノグラムでわかるのよ」
ストップ・ザ・痴漢政治
サイコパスの究極の理想
俺たちは、矢吹丈でなければいけない!

ISBN:9784800316202
出版社:洋泉社
判型:4-6
ページ数:232ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年05月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MJ