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魂にふれる

大震災と、生きている死者

著:若松 英輔

紙版

内容紹介

私たちが悲しむとき、悲愛の扉が開き、亡き人が訪れる。死者は私たちに寄り添い、常に私たちの魂を見つめている。悲しみは死者が近づく合図なのだ。大切な人をなくした若い人へのメッセージを含む、渾身のエセー。

目次


悲しむ生者と寄り添う死者

悲愛の扉をひらく

協同する不可視な「隣人」―大震災と「生ける死者」―


1 死者に思われて生きる

2 コトバとココロ

3 没後に出会うということ

4 冥府の青

5 先祖になる

6 悲嘆する仏教者

7 死者の哲学の誕生


「うつわ」としての私―いま、『生きがいについて』を読む―

魂にふれる

あとがき

著者略歴

著:若松 英輔
1968年生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家。(株)シナジーカンパニージャパン代表取締役。「越知保夫とその時代」で第14回三田文学新人賞受賞。その後『三田文学』に「小林秀雄と井筒俊彦」、「須賀敦子の足跡」などを発表し、2010年より「吉満義彦」を連載。また『小林秀雄――越知保夫全作品』(慶應義塾大学出版会、2010)を編集。著書『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会、2011)、『神秘の夜の旅』が大きな話題を呼ぶ。

ISBN:9784798701233
出版社:トランスビュー
判型:4-6
ページ数:225ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2012年03月
発売日:2012年03月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QDX