ふつうのデザイナーのためのタイポグラフィが上手くなる本
著:加納 佑輔
著:佐藤 雅尚
内容紹介
学校では教えてくれない、タイポグラフィの基本&実践
◆書体選びや文字組みに困っていませんか◆
グラフィックデザインの基礎であり最も重要な要素ともいえるのが、タイポグラフィです。
しかしデザインの学校でも、タイポグラフィについて、プロとしての標準レベルまで教えるところは少なく、手探りで勉強している学生やデザイナーが多いようです。
◆良いデザインは「タイポグラフィ」から◆
実はタイポグラフィの知識とテクニックがあれば見違えるようにクオリティの高いデザインが作れるようになります。
予算がなくてイラストなどのビジュアルが用意できなくても、文字をビジュアル要素として生かしたデザインが作れるようになります。
◆大切なのはこの3つ◆
押さえておくべきポイントは3つ。それは「書体選び」「文字組み」「配置」です。
本書ではこの3つについて、一般論ではなく、プロが現場でクオリティを上げるためにどうしているか、実際に世に出たデザインを例に挙げて指南します。
◆タイポグラフィにこだわる著者が伝授◆
著者は鎌倉に拠点をおき、文字にこだわりがあるデザイン会社。セミナーも定期的に行っており、デザインを学ぶ方が文字を扱うときに困ってしまうことなどもよく知っています。
一目見ただけで引き付けられる、美しいタイポグラフィの秘密はどこにあるのか。秘密を余すところなく紹介します。
目次
●序
タイポグラフィを学ぶ
タイポグラフィの要素
1 書体
2 レイアウト
3 文字組み
本書で扱うタイポグラフィ技法
【コラム|そうさす業務日誌 1】
●第1章 書体
書体を見る目
書体を使い分ける
オールド/モダンで使い分ける
オールド/モダンの分類
組み方で表情は変わる
事例―オールド/モダンフォントの使い分け
自分に必要な書体を見つける
定番以外のおすすめ書体1
定番以外のおすすめ書体2
合成フォントを作ってみよう
実践―合成フォント作成
おすすめ合成フォント例
楷書体の仮名を変えてみる
カタカナの書体を厳選する
字形・異体字
【コラム|そうさす業務日誌 2】
●第2章 レイアウト
レイアウトの方法
グリッドの活用方法
グリッドシステムの利点
グリッドの一部を取り入れる
タイトルからレイアウトを決める
タイトルの配置パターン
実例―タイトルを中心としたレイアウト
写真やイラストの方向を“読む”
今さら聞けない? 超基本解説 1―アプリを使ったスペーシングの手順
[やってみよう2]タイトルを配置してみよう
●第3章 文字組み
よく見る(ダメな?)文字組み
日本語の文字組みは2種類
升目で揃える(ベタ組み)
見た目で揃える(スペーシング)
スペーシングの方法
タイトルを組む
タイトル組みのテクニック
実践―タイトル制作
1 講演会フライヤー用のタイトル
2 イベントフライヤー用のタイトル+データ
3 文字を入り込ませたパズルのようなタイトル
実例
[やってみよう3]文字組みを改善してみよう
●第4章 実践
1 グリッドシステムを使って名刺を作る
2 グリッドシステムの段組(カラム)で、整理されたチラシ
3 フライヤーを作る
4 フライヤーを作る(実例)
【コラム|デザイナーと認知科学|前編】
●第5章 タイポグラフィを学ぶ
基礎を学ぶ
品質をアップする
歴史を知る
ウェブのタイポグラフィ
書体を知る
組版を学ぶ
そうさすのタイポグラフィワーク
本書の仕様・フォーマット
【コラム|デザイナーと認知科学|後編】