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入門HTML5プログラミング

著:マシュー・デイビッド
監訳:プロシステムエルオーシー

紙版

内容紹介

WWWの新しい標準を効率よくマスター

スマートフォンやさまざまなモバイル端末、電子書籍リーダーの普及が進むなか、もはや単なるWeb 構築機能に留まらずHTML5 が活躍する場面は急増しています。この新しいテクノロジーの裏側を紹介し、現在のWebサイトにHTML5を組み込む方法を紹介します。

本書はプログラマがHTML5 の全体像、特徴、新機能を初歩から効率よくマスターするための仕掛けとして、「解説」+「事例」のペア構成で大きく5 つ(HTMLのタグ構造/CSS3/グラフィックス/リッチメディア/JavaScript)の観点から解説する特徴的なコンテンツになっています。HTML5は一時的にもてはやされるテクノロジーではなく、堅固な土台を持つ標準であり、今後10年間はWebアプリケーションの構築に使用されると考えられています。今こそ、この新しい標準を利用する方法について学び始めるチャンスです。

目次

第1章 HTML5のタグ構造
解説編
   1.1 HTMLコードの表示
   1.2 Webの進化
   1.3 HTML4からHTML5への険しい道のり
   1.4 Web 2.0のアプリケーションとソリューション
   1.5 HTML5とは
   1.6 タグ言語の強化
   1.7 HTML5に導入された新しい要素
   1.8 ページコンテンツのブロック分割
   1.9 コンテンツブロックの変更
   1.10 単純になったDOCTYPE
   1.11 ブロック分割の要素によるコードの整理
      1.11.1 section要素
      1.11.2 article要素
      1.11.3 header要素とfooter要素
      1.11.4 aside要素
      1.11.5 dialog要素
      1.11.6 figure要素
      1.11.7 nav要素
   1.12 テキストへの意味情報の付加と変更
      1.12.1 mark要素
      1.12.2 time要素
      1.12.3 meter要素
      1.12.4 progress要素
   1.13 HTMLコードを読みやすくするためにHTML5を適用する
   1.14 HTML5でのフォームの操作
      1.14.1 HTML5のフォーム機能の変更点
      1.14.2 指定フィールドへのカーソルの自動挿入
      1.14.3 必須入力フィールドにする
      1.14.4 プレースホルダーテキストの追加
   1.15 HTML5でのデータの制御1
      1.15.1 フォーム機能の拡張
      1.15.2 HTML5におけるデータの表示
      1.15.3 Webストレージを使用したデータのローカル保存
   1.16 HTML5で追加された属性
   1.17 HTML5でサポートされない要素
   1.18 HTML5標準で機能するようにWebサイトをスムーズに移行する方法
   1.19 まとめ
実装編
プロジェクト1:HTML5のブロック要素を用いたWebデザイン

第2章 CSS3の活用法
解説編
   2.1 デザイナー用ツールとしてのCSS
   2.2 デザインの流用
   2.3 CSSの書式
      2.3.1 CSSによる要素のスタイル変更
      2.3.2 クラススタイルの共有
      2.3.3 擬似クラスの使用
      2.3.4 擬似要素の使用
   2.4 CSSによるWebページのデザイン
   2.5 CSSによるフォント表示の制御
      2.5.1 CSS3を使用したフォントの埋め込み
      2.5.2 CSSによる計測単位を使用したフォントサイズの設定
      2.5.3 フォント色の制御
      2.5.4 テキストへのドロップシャドウ効果の追加
      2.5.5 その他のフォント定義
   2.6 CSS3による段組み
   2.7 CSS3による表示要素の制御
      2.7.1 CSSによるデザイン要素の配置
      2.7.2 色の制御の強化
      2.7.3 複数の背景オブジェクト
      2.7.4 レイヤーへの角丸四角形の追加
   2.8 CSS3によるアニメーション
      2.8.1 CSSでの遷移の使用
      2.8.2 CSS3によるアニメーションの作成
   2.9 モバイル市場向けソリューションの開発
   2.10 まとめ
実装編
プロジェクト2:CSS3を用いたWebデザイン

第3章 HTML5のグラフィックス機能
解説編
   3.1 Webで使われてきた画像形式
      3.1.1 ビットマップ画像:JPEG、GIF、PNG
   3.2 SVG画像の例
   3.3 SVG画像の作成とWebページへの追加
      3.3.1 図形作成の基礎
      3.3.2 CSSベースの色の追加
      3.3.3 SVG画像へのグラデーションの適用
      3.3.4 SVG画像へのテキストの追加
      3.3.5 JavaScriptをSVGに追加し、対話的に操作する
   3.4 SVGドローイングツールの利用
   3.5 CANVASを用いたグラフィックス描画
      3.5.1 CANVASの基礎
      3.5.2 図形の制御
      3.5.3 シンプルな図形の描画
      3.5.4 直線の描画
      3.5.5 円弧の描画
      3.5.6 色の追加
      3.5.7 CANVAS画像へのアニメーションの追加
   3.6 まとめ
実装編
プロジェクト3:SVGとCANVASによるロゴと棒グラフの作成

第4章 HTML5のリッチメディア基盤
解説編
   4.1 Flashムービー vs. HTML5動画
   4.2 HTML5のvideoタグとaudioタグ
      4.2.1 videoタグによる動画の制御
      4.2.2 audioタグによる音声の制御
   4.3 動画および音声のWeb配信用エンコード
      4.3.1 Ogg Theora形式動画の作成
      4.3.2 H.264形式動画の作成
      4.3.3 Webブラウザで再生される音声の作成
      4.3.4 動画と音声の確実な再生
   4.4 サーバーからの動画配信
   4.5 まとめ
実装編
プロジェクト4:動画を再生可能なWebページの作成

第5章 HTML5 JavaScriptモデル
解説編
   5.1 JavaScriptの現在
   5.2 プログラミング言語としてのJavaScript
      5.2.1 変数の操作
      5.2.2 スクリプトでの算術演算
      5.2.3 演算子による値の評価
      5.2.4 if/elseとswitchによる結果の制御
      5.2.5 JavaScriptで使用できる特定のオブジェクト
   5.3 HTML5向けJavaScriptの開発
      5.3.1 Web Workers
      5.3.2 ローカルストレージを用いたデータの保存
      5.3.3 JavaScriptによるGeolocationデバイスの制御
   5.4 JavaScriptとHTML5の統合
   5.5 AjaxによるJavaScriptの強化
      5.5.1 Ajaxの操作
      5.5.2 よく使用されるAjaxライブラリ
   5.6 まとめ
実装編
プロジェクト5:JavaScriptの活用

索引

ISBN:9784798123110
出版社:翔泳社
判型:B5変
ページ数:304ページ
定価:2980円(本体)
発行年月日:2011年03月
発売日:2011年03月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TJK