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モダンPerl入門

著:牧 大輔

紙版

内容紹介

ビギナーからハッカーへ今時のPerl開発を一冊に凝縮

本書は決してPerlのスーパーハッカーになるための書ではありません。かといって、これからプログラミングの1から学び始める人のための本でもありません。本書が伝えたいのは、業務でPerlを使っている人、もしくは使いたい人たちが知っておくと得になるであろう実践的な知識です。Perlには、日々の業務で楽をするためのあらゆる機能が揃っています。本書を読むことで、先人達の基に少しでも質の高いコードを書き、1時間でも残業を減らし、1個でも多くバグを減らせるようになれば幸いです。

目次

第1章 近代的なオブジェクト指向

1.1 Perlオブジェクト
1.2 Class::Accessor::Fast
1.3 blessからMooseへ
1.4 オブジェクトのロール
1.5 Mooseの問題点
1.6 まとめ

第2章 Perlによるオブジェクトデザインパターン

2.1 Bridge
2.2 Chain Of Responsibility
2.3 Composite
2.4 Factory
2.5 Flyweight
2.6 Iterator
2.7 Mediator
2.8 Observer
2.9 Prototype
2.10 Singleton
2.11 State
2.12 Strategy
2.13 Visitor
2.14 まとめ

第3章 データベース処理の薦め

3.1 DBI
3.2 SQL文の生成
3.3 データベースをオブジェクト操作で制御する
3.4 DBIかDBIx::Class(ORM)か
3.5 まとめ

第4章 Webアプリケーション

4.1 WAFの選択
4.2 Catalyst概要
4.3 Catalyst今昔
4.4 効果的なModelの書き方
4.5 Catalystアプリケーションのファイルレイアウト
4.6 Catalystのテスト
4.7 Webアプリケーションの入れ替え
4.8 まとめ

第5章 Perlによるシステムツールの開発

5.1 Perlワンライナー
5.2 外部コマンドの実行
5.3 コマンドラインツール
5.4 シグナル処理
5.5 fork()
5.6 まとめ

第6章 テストの薦め

6.1 Perlとテスト
6.2 テストの書き方
6.3 Apacheとテスト
6.4 Perlテスト開発:ケーススタディ
6.5 Testツールあれこれ

第7章 パフォーマンスチューニング

7.1 最適化の基本ステップ
7.2 データベース操作の最適化
7.3 最適化のポイント
7.4 コードレベルの最適化
7.5 まとめ

第8章 知っておきたいC APIとXSの書き方

8.1 C APIとXS
8.2 XSファイルを使用したディストリビューションの書き方
8.3 XSファイルからコンパイルまでの処理
8.4 基本的な構造体
8.5 typemapの役割
8.6 MAGIC構造体
8.7 C構造体の格納方法
8.8 Perl関数の呼び出し
8.9 ガーベッジコレクション
8.10 既存のCライブラリへのバインディング
8.11 XSまとめと注意点

第9章 押さえておきたいPerlの基礎

9.1 CPAN
9.2 CPANからダウンロードしたディストリビューションの処理
9.3 CPAN形式での開発
9.4 CPANモジュールの見分け方
9.5 中級者が押さえておきたい基礎
9.6 Windows環境でのPerlの準備

著者略歴

著:牧 大輔

ISBN:9784798119175
出版社:翔泳社
判型:B5変
ページ数:344ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2009年02月
発売日:2009年02月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB