出版社を探す

ディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ

著:デイビッド・マネー・ハリス
著:サラ・L・ハリス
他訳:鈴木 貢

紙版

内容紹介

ヘネ・パタ『コンピュータの構成と設計』を超えた教科書!!

エンジニアやコンピュータ科学者と一般人の違いは、複雑さを管理するのにシステム的(組織的)なアプローチをするかである。最近のディジタルシステムは何十万あるいは何十億個のトランジスタから構成されている、各トランジスタの電子の動きを記述する方程式を書き、その方程式のすべてを同時に満たす解を求めることで、そのようなシステムを理解できるような人間はいない。細かいことの泥沼に嵌らずにマイクロプロセッサを作る方法を理解するには、複雑さを管理する(手懐ける)方法を学ぶべきである。(本文より)
【原題】Digital Design and Computer Architecture

目次

第1章 ゼロからイチへ

1.1 ゲームの計画
1.2 複雑さを管理する方法
1.3 ディジタルによる抽象化
1.4 数の体系
1.5 論理ゲート
1.6 ディジタル抽象化の裏側
1.7 CMOS トランジスタ
1.8 電力消費
1.9 まとめとこれから学ぶこと

第2章 組み合わせ論理回路設計

2.1 はじめに
2.2 ブール論理式
2.3 ブール代数
2.4 論理からゲートへ
2.5 マルチレベル組み合わせ論理回路
2.6 XとZ・・・はて?
2.7 カルノーマップ
2.8 組み合わせ回路のビルディングブロック
2.9 タイミング
2.10 まとめ

第3章 順序回路設計

3.1 はじめに
3.2 ラッチとフリップフロップ
3.3 同期式回路設計
3.4 有限状態マシン
3.5 順序回路のタイミング
3.6 並列性
3.7 まとめ

第4章 ハードウェア記述言語

4.1 はじめに
4.2 組み合わせ回路
4.3 構造モデル化
4.4 順序回路
4.5 組み合わせ回路再考
4.6 有限状態マシン
4.7 パラメータ化モジュール
4.8 テストベンチ
4.9 まとめ

第5章 ディジタルビルディングブロック

5.1 はじめに
5.2 算術演算回路
5.3 数の表現法
5.4 順序回路のビルディングブロック
5.5 メモリアレイ
5.6 ロジックアレイ
5.7 まとめ

第6章 アーキテクチャ

6.1 はじめに
6.2 アセンブリ言語
6.3 機械語
6.4 プログラミング
6.5 番地指定モード
6.6 ライト、カメラ、演技:翻訳、アセンブル、ロード
6.7 諸々
6.8 現実世界の様子:IA-32アーキテクチャ
6.9 まとめ

第7章 マイクロアーキテクチャ

7.1 はじめに
7.2 性能解析
7.3 単一サイクルプロセッサ
7.4 マルチサイクルプロセッサ
7.5 パイプラインプロセッサ
7.6 HDL表現
7.7 例外
7.8 先進的アーキテクチャ
7.9 現実世界の展望:IA-32アーキテクチャ
7.10 まとめ

第8章 メモリシステム

8.1 はじめに
8.2 メモリシステムの性能解析
8.3 キャッシュ
8.4 仮想メモリ
8.5 メモリマップトI/O
8.6 実例:IA-32のメモリとI/Oシステム
8.7 まとめ

例題A ディジタルシステムの実装法

A.1 はじめに
A.2 74xxシリーズ
A.3 プログラマブルロジック
A.4 ASIC
A.5 データシート
A.6 論理回路ファミリ
A.7 パッケージと組み立て
A.8 伝送線路
A.9 経済面

付録B MIPS命令

ISBN:9784798115344
出版社:翔泳社
判型:B5変
ページ数:656ページ
定価:4800円(本体)
発行年月日:2009年08月
発売日:2009年08月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TJF