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基本操作からレポート作成までわかる! Microsoft Power BIの教科書[第2版]

第2版

著:片平毅一郎

紙版

内容紹介

本書はPower BIを使ってデータ分析を行いたいが、何から手をつけてよいのかわからない人を対象とします。演習形式で作りながら学ぶのでBIの機能がわかる本です。基本操作だけでなく、データ分析に役立つ知識や機能を解説し、日々の作業でよく使われる機能を整理して実践するため、業務レポートの作成テクニックが身につきます。また、レポート作成のヒントとなるサンプルを多く用意し、レポートを運用するノウハウも解説します。

目次

第1章 Power BIの全体像

1.1 10分でわかるPower BI
1.1.1 BIツールが注目される理由
1.1.2 Power BIの特徴を知ろう
1.1.3 Power BI Desktopでレポートを作成
1.1.4 Power BIサービスで情報共有
1.1.5 Power BIサービスの料金体系
1.1.6 Power BIサービスの導入検討
1.1.7 Power BIサービスでのレポート共有の流れ
1.1.8 スマートフォン・タブレット用レポートの参照と作成方法
1.1.9 Power BIの利用規模の拡大とPower BI Premiumサービス
1.1.10 Power BIの全体像のまとめ

1.2 Power BIのインストール手順
1.2.1 Power BI DesktopをMicrosoft Storeからインストール
1.2.2 スマートフォンとタブレットのインストール

第2章 作って覚える Power BI初級編

2.1 Power BIを起動しよう
2.1.1 Power BIで作る“動くレポート”

2.2 データの準備
2.2.1 Excelデータの準備
2.2.2 Power BI Desktopの起動と画面構成を紹介
2.2.3 データをPower BIに取り込もう
2.2.4 取り込んだデータの内容を確認しよう
2.2.5 データ型と表示形式を確認する(データビュー、「列ツール」タブ)
2.2.6 テーブルや項目をきれいに整理しよう(データウィンドウからの名前の変更/削除)
2.2.7 テーブル同士の関係性を定義する
2.2.8 データの準備のまとめ

2.3 レポート作成のための必須技術
2.3.1 レポートビューの内容
2.3.2 視覚化ウィンドウの構成と機能
2.3.3 ビジュアル選択とフィールド設定
2.3.4 フィールド設定の詳細説明
2.3.5 書式設定を変更してみよう
2.3.6 ビジュアルを組み合わせてみよう
2.3.7 スライサーで絞り込み条件をすぐに切り替え
2.3.8 スライサーをカスタマイズする
2.3.9 レポート同士の関係性を定義する「相互作用」
2.3.10 テーマ設定の変更により、見た目を華やかにする
2.3.11 まとめ~レポート作成のための必須技術

2.4 レポートをより便利にする機能
2.4.1 新しい列の作成
2.4.2 クィックメジャーで集計値を作ってみよう
2.4.3 データグループ機能で新しい分類を作ろう
2.4.4 ドリルダウンで階層レベルを掘り下げる
2.4.5 ドリルダウン/ドリルアップの動きとアイコンの意味(ドリルダウンの使い方)
2.4.6 フィルターを使って、あらゆる条件の絞り込みをしよう
2.4.7 地図のビジュアルを作成
2.4.8 マトリックスのビジュアルを作成する
2.4.9 「作って覚えるPower BI初級編」のまとめ

第3章 組織で使えるレポートを作成する Power BI中級編

3.1 よく使うデータ接続
3.1.1 レポート作成に必要な4つの知識
3.1.2 データ接続で学ぶ内容
3.1.3 データ取り込みの流れ
3.1.4 CSVやテキストデータを取り込む
3.1.5 フォルダー内のファイルを一括で取り込む
3.1.6 データベースのデータを取り込む
3.1.7 Excelの余計なデータを取り込まないようにする
3.1.8 データソースの保存場所や接続ユーザーの切り替え
3.1.9 データ接続を簡単に切り替える方法
3.1.10 データ接続/変換のまとめ

3.2 管理が楽になるデータの持ち方
3.2.1 データ整理の目的
3.2.2 分析データのテーブルはスタースキーマで持とう
3.2.3 グラフ項目の並び替えをコントロールする
3.2.4 カテゴリの階層構造を見やすく整理する
3.2.5 フィールドを見やすく整理する
3.2.6 データの持ち方のまとめ

3.3 よくあるデータトラブルへの対応
3.3.1 よくある3つのデータ問題の対応方法
3.3.2 日付の英語表示を修正するカレンダーを作成
3.3.3 DAX関数を使ってカレンダーテーブルを生成する
3.3.4 日付が途中で抜ける問題の解決方法
3.3.5 折れ線グラフが途中で切れている問題の解決方法
3.3.6 テーブルのリレーションに関係する問題
3.3.7 テーブルのリレーションで多対多が危険な理由
3.3.8 複合キーでもリレーションシップを作成する方法
3.3.9 データの悩み解決のまとめ

3.4 ぐっと便利になるレポート機能
3.4.1 ドリルスルー
3.4.2 マウスオーバーで表示されるヒントの情報を変更する
3.4.3 カスタムビジュアルの使用
3.4.4 様々なカスタムビジュアルを見てみよう
3.4.5 お気に入りの条件を保存して素早くアクセス
3.4.6 便利機能の追加のまとめ

3.5 管理職層が見るレポートの作成
3.5.1 管理職層用のレポート作成で学ぶ3つの機能
3.5.2 見た目でわかるドリルスルー用のボタンを設置する
3.5.3 外部のWebサイトを表示するリンクを作成
3.5.4 組織で使えるレポート作成のまとめ

第4章 Power BI Proサービスの説明

4.1 Power BIサービスで実現できること
4.1.1 Power BIサービスとは

4.2 Power BIサービスにレポートを登録
4.2.1 Power BIサービスの画面
4.2.2 Power BIのワークスペースの作成と接続
4.2.3 レポートをWebに登録する手順
4.2.4 Webレポートのメニューについて解説
4.2.5 ダッシュボードの作成手順
4.2.6 ダッシュボードのタイトルやリンクを編集
4.2.7 アラート設定の追加
4.2.8 応用例:ダッシュボード用のグラフを表示する方法
4.2.9 モバイルアプリの動作検証
4.2.10 使わない機能を非表示にする
4.2.11 Power BIサービス登録のまとめ

4.3 データの自動取り込みと権限設定
4.3.1 データ更新の方法について
4.3.2 Webサイトからパソコンにデータゲートウェイで接続
4.3.3 SharePointをファイルの保存場所として活用する
4.3.4 SharePointからのExcelファイルの取り込み
4.3.5 SharePointのExcelファイルをPower BI Desktopで取り込む
4.3.6 スケジュールで処理を自動更新する
4.3.7 レポート間で共有できるデータを、データフローで作成する
4.3.8 アクセス権限の管理
4.3.9 データの制限事項
4.3.10 データの自動取り込みのまとめ

4.4 その他の便利機能を紹介
4.4.1 メール送信
4.4.2 URLの発行
4.4.3 アクセス履歴の参照
4.4.4 Power BIデータセットをExcelで利用する

4.5 Power BIサービスのまとめ

5章 実務で使えるサンプル集

5.1 在庫分析レポートの作成
5.1.1 ABC分析で在庫管理を行う
5.1.2 ABC分析はツリーマップでも可能?

5.2 需要予測レポートの作成
5.2.1 需要予測におけるPower BIの役割
5.2.2 売上予測についての演習内容
5.2.3 前年との比較で分析
5.2.4 移動平均線を使った分析
5.2.5 傾向線と予測線の追加
5.2.6 散布図の演習
5.2.7 散布図の指標

5.3 レポートの論理的な設計・作成手法
5.3.1 論理的にPower BIレポートを作成する
5.3.2 データの流れと時間軸から、必要なレポートを考える
5.3.3 分析レポートで使う項目を決定する
5.3.4 分析軸の階層を決める
5.3.5 将来の目標値を設定しよう
5.3.6 レポートの設計のまとめ
5.3.7 分析用レポートの作成作業を行う
5.3.8 レポートのレイアウト改善をする
5.3.9 組織での分析レポート開発への展開

第6章 見て学ぶレポート学習

6.1 レポートのサンプル紹介

6.2 人員計画レポート
6.2.1 レポートの概要

6.3 貸借対照表のレポート
6.3.1 Power BIで貸借対照表のレポートを作成する目的とは
6.3.2 レポートの概要
6.3.3 貸借対照表作成のポイント

6.4 営業活動レポート
6.4.1 営業活動レポートを作成する

6.5 工程管理レポート
6.5.1 工程単位の仕掛り数について
6.5.2 作業明細

6.6 レポート学習のまとめ

第7章 役立つ機能やテクニック

7.1 使いやすいレポートに変身させる機能 ベスト3
7.1.1 ポップアップメニューの作成
7.1.2 メジャーの表示切り替え
7.1.3 フィールドの値による色の変更

7.2 ビジュアル作成に関するテクニック ベスト3
7.2.1 ヒストグラムの作成
7.2.2 テーブルデータのURLにリンク設定や画像データの表示
7.2.3 レーダーチャートの作成

7.3 きれいなレポートに欠かせない書式設定 ベスト3
7.3.1 テーマのギャラリー
7.3.2 サイズの統一と書式設定の貼り付け
7.3.3 背景画像を設定する

7.4 運用保守に必要な機能 ベスト2
7.4.1 パフォーマンスアナライザー
7.4.2 増分更新

著者略歴

著:片平毅一郎
株式会社アドバンテストのIT部門に所属。
ERPの国内導入とグローバル導入時の過去2回に、新規レポートシステム構築のテックリードを担当。
専攻は計量経済学でデータ分析を習得。一橋大学卒。

ISBN:9784798070186
出版社:秀和システム
判型:B5変
ページ数:290ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KF