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Tableauデータ分析 実践から活用まで

他著:小野 泰輔
他著:黒木 賢一
他著:長野 克也

紙版

内容紹介

既刊書『Tableauデータ分析~入門から実践まで~』(2017年3月)に、現場のノウハウを満載した続編が登場! 日本の分析力が更にアップします!

 第1章「6つのつまずき解決法から紐解くTableau操作の基本コンセプト」は、ありがちなつまずきのケースを取り上げ、その解決法を通じて、Tableauを使うにあたって知っておくべきコンセプトを理解できます。

 第2章「徹底解説! 複数のデータの取り扱い方法」は、「ユニオン」や「結合(ジョイン)」「データブレンド」「クロスデータベース結合」など、複数のデータを組み合わせるTableauの機能を整理し、正確に集計を行う方法を説明しています。また、2018年4月に発表されたデータの準備ツール「Tableau Prep」にも触れています。

 第3章「表計算を使いこなして高度な分析を行おう」は、Tableauのビュー上でいったん数字を集計したあとで変換を行う「表計算」機能について説明します。この機能を使うと、累計や合計に対する割合、ランクなどが簡単に表示できます。

 第4章「LOD表現でTableau活用の幅を広げよう」は、初心者にとっての難関であるLOD(Level of Details、詳細レベル)表現について説明します。「なぜLOD表現が必要なのか」「裏ではどのように動いているのか」「フィルターとの関係はどうなるのか」「どのような利用例があるのか」など、LOD表現を根本から理解できます。

 第5章「設定を使いこなして思い通りのデザイン表現を行おう」は、基本的な書式設定から、ツールヒントや注釈といった補助的な情報の付加の方法や、色の設定までを解説します。

 第6章「Tableauの動作が遅いときのパフォーマンスチューニング」は、ダッシュボードのパフォーマンス向上などについて解説します。既刊書『Tableauデータ分析~入門から実践まで~』の読者アンケートでも要望のあった内容です。

 第7章「もっと活用したい! Pythonとの連携」は、TableauとPythonを使った機械学習や、SDKを使ったTableau抽出ファイルの自動作成機能の実装、Web Data Connectorを使った政府統計データの取得などを解説。「こんな使い道もあるのか!」と、更に広がるTableau利用の可能性が感じられます。

目次

第1章 6つのつまずき解決法から紐解くTableau操作の基本コンセプト

1-1 はじめに マスターすべき7つのこと
1-2 ケース① 「メジャーネーム」と「メジャーバリュー」というフィールドが勝手に配置された!(データの「縦持ち」と「横持ち」)
1-3 ケース② 二重軸の同期ができない!(データ型)
1-4 ケース③ 「非集計と集計は混ぜられない」と言われた!(集計と非集計)
1-5 ケース④ 違う詳細レベルを混ぜての計算ができない!(詳細レベル)
1-6 ケース⑤ フィルターの選択肢を絞りたい!〔フィルターのかかり方(Order of Operations)〕
1-7 ケース⑥ 色を個別に設定したいのだが、グラデーションしか選べない!(連続と不連続)
1-8 まとめ

第2章 徹底解説! 複数のデータの取り扱い方法

2-1 フローチャート
2-2 ユニオン
2-3 データブレンド
2-4 結合
2-5 クロスデータベース結合
2-6 補足説明:Tableau Prepの利用

第3章 表計算を使いこなして高度な分析を行おう

3-1 表計算とは
3-2 表計算の仕組み
3-3 表計算関数
3-4 表計算関数の検算
3-5 表計算における「計算フィールド」と「メジャーのペイン」の使い分け

第4章 LOD表現でTableau活用の幅を広げよう

4-1 LODとは
4-2 LOD表現の種類と記述ルール
4-3 裏でどのような計算がされているのか
4-4 LOD表現とフィルターの関係
4-5 理解を深めるための利用例

第5章 設定を使いこなして思い通りのデザイン表現を行おう

5-1 書式設定
5-2 ツールヒント
5-3 色での表現
5-4 マークの「ラベル」
5-5 注釈
5-6 キャプション
5-7 アナリティクスペイン
5-8 日付表示形式
5-9 各ビュータイプでの表示設定の変更

第6章 Tableauの動作が遅いときのパフォーマンスチューニング

6-1 ボトルネックを特定する
6-2 性能改善に向けた対処を行う

第7章 もっと活用したい! Pythonとの連携

7-1 TableauとPythonによる機械学習
7-2 TableauをAPIで操ろう

著者略歴

他著:小野 泰輔
 日本キャタピラー計画管理部

 国際電話会社や、インターネットプロバイダのプロダクト担当、法人営業、投資家向け広報(IR)を経て、キャタピラージャパンに入社。その後、キャタピラーのディーラーである日本キャタピラーに移り、事業計画の策定やレポーティング業務に携わる。2013年にTableauを使ったデータ分析プロジェクトを立ち上げ、情報システム部門や米国キャタピラー社のBIチームと連携しながら、レポートの開発や情報分析の基盤構築、本社・支社・関連会社のスタッフへのトレーニングを進めている。
 『Tableauデータ分析~入門から実践まで~』の主筆を務めた。Tableau Desktop Qualified Associate。
他著:黒木 賢一
 NTTデータ技術革新統括本部ITマネジメント室

 NTTデータで、データ活用に関する業務に長年従事。2015年から社内IT部門で、Tableauを用いた経営情報見える化プロジェクトを、プロジェクトリーダーとして推進。企画、開発のほか、シンガポールなどの海外拠点も含めたTableau活用支援を担当。2015年および2017年のTableau Conference Tokyoにて、セルフサービスBI導入・推進におけるノウハウを講演。その他、書籍『Tableauデータ分析~入門から実践まで~』の査読や社外講演など、精力的に活動中。
他著:長野 克也
 TVISION INSIGHTS株式会社データ部

 大手Web企業や事業会社にて、主にTableauを用いてメルマガ継続・サービスのCVR向上・商品の流行予測など、多様なレポーティングに従事。また、顧客動向を把握するためのダッシュボードの要件設計・開発も併せて行う。2017年からは現職にて、PythonやRでの自社データの研究から、データの整備や抽出、定常作業のダッシュボード化などデータに関する幅広い業務を行っている。

ISBN:9784798054247
出版社:秀和システム
判型:B5変
ページ数:384ページ
定価:3400円(本体)
発行年月日:2018年08月
発売日:2018年08月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KF