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データビジュアライゼーションの教科書

著:藤 俊久仁
著:渡部 良一

紙版

内容紹介

データ分析の結果を正しく表現し、適切に伝えられていますか?

本書は、データを効果的に表現するコミュニケーションの技術を、

・考え方(理論編)とテクニック(実践編)に分け、
・実践編では、悪い例と改良例の比較形式で示した72通りの実例を用いて、

わかりやすく伝授します。第7章では、人気のBIツールTableau(タブロー)を用いて、実践的に解説しています。

目次

第1章 データ活用時代の到来
 1-1 序
 1-2 本書の構成と読み方
 1-3 高まるデータの価値
 1-4 誰もがデータを扱う時代
 1-5 比較力

第2章 データビジュアライゼーションとは
 2-1 データビジュアライゼーションの目的
 2-2 データビジュアライゼーションの効果(グラフから読み取れること)
 2-3 データビジュアライゼーションの類型

第3章 データビジュアライゼーションに関する定義・研究
 3-1 データの種類
 3-2 視覚属性とゲシュタルトの法則

第4章 データビジュアライゼーションのセオリー
 4-1 データビジュアライゼーションの用途分類
 4-2 チャートタイプ選択のセオリー
 4-3 チャートタイプ一覧

実践編
第5章 Hop! 『インフォメーションデザイン』の基本のキ
 5-1 色の基本① 色は強調したい要素に使う
 5-2 色の基本② 色の数は少なめに
 5-3 色の基本③ 彩度は控えめがオススメ
 5-4 色の基本④ 色相違いの2色使いは要注意
 5-5 色の基本⑤ 色使いの矛盾を避ける
 5-6 色の基本⑥ 色の持つイメージを意識する
 5-7 色の基本⑦ 一つの色に一つの役割
 5-8 色の基本⑧ 誰にでも優しい配色を
 5-9 色の基本⑨ 無意味な背景色を使わない
 5-10 装飾の基本① 無駄な枠線はつけない - 棒グラフ
 5-11 装飾の基本② 無駄な枠線はつけない - 数表
 5-12 装飾の基本③ 無駄な装飾はしない - 棒グラフ
 5-13 装飾の基本④ 無駄な装飾はしない - 折れ線グラフ
 5-14 装飾の基本⑤ 太過ぎず細過ぎず - 棒グラフ
 5-15 装飾の基本⑥ 太過ぎず細過ぎず - 折れ線グラフ
 5-16 装飾の基本⑦ 目盛り線は控えめに
 5-17 装飾の基本⑧ ラベルを付け過ぎない
 5-18 装飾の基本⑨ 無駄な装飾排除のステップ
 5-19 装飾の基本⑩ 3Dチャートは使わない - その1
 5-20 装飾の基本⑪ 3Dチャートは使わない - その2
 5-21 棒グラフの基本① 量の比較は棒グラフ
 5-22 棒グラフの基本② 軸は必ずゼロスタート
 5-23 棒グラフの基本③ 比較本数は増やし過ぎない
 5-24 棒グラフの基本④ 並び順に意味を持たせる
 5-25 折れ線グラフの基本① トレンド把握は折れ線グラフ
 5-26 折れ線グラフの基本② 軸はカットしてもOK
 5-27 折れ線グラフの基本③ 上下に余白を持つ
 5-28 数表の基本① 並び順を常に意識する
 5-29 数表の基本② 数値は桁を合わせて右揃え
 5-30 数表の基本③ 数値の比較は横より縦で
 5-31 チャート選択の基本① 横向きテキストは読みづらい
 5-32 チャート選択の基本② 連続性がなければ折れ線NG
 5-33 チャート選択の基本③ 数表でトレンドは見えない
 5-34 チャート選択の基本④ 円グラフは精緻な比較に不適
 5-35 チャート選択の基本⑤ 円の大きさで量の比較は困難
 5-36 チャート選択の基本⑥ 構成比もトレンドは折れ線で
 5-37 チャート選択の基本⑦ 適切なチャート選択のステップ

第6章 Step! 違いを生むテクニック
 6-1 見やすさアップのコツ① 凡例の位置に気を遣う
 6-2 見やすさアップのコツ② 目盛は自然な間隔に
 6-3 見やすさアップのコツ③ 時間軸は横軸が基本
 6-4 見やすさアップのコツ④ 補助線を活用する
 6-5 見やすさアップのコツ⑤ 傾向線を活用する
 6-6 誤認回避の技術① グラフとラベルの不一致回避
 6-7 誤認回避の技術② 二軸表示は分かりにくい
 6-8 誤認回避の技術③ 同じ軸を二軸にしない
 6-9 誤認回避の技術④ マイナスは下向きが自然
 6-10 誤認回避の技術⑤ データ欠損は分かりやすく
 6-11 多様なチャートと使い方① 積上げ棒の強調要素は最下部
 6-12 多様なチャートと使い方② シェアは目的を明確に
 6-13 多様なチャートと使い方③ 二指標の関係性は散布図で
 6-14 多様なチャートと使い方④ 散布図は横軸原因・縦軸結果
 6-15 多様なチャートと使い方⑤ 点の重なりは透過性で解消
 6-16 多様なチャートと使い方⑥ 多次元散布図は分かりにくい
 6-17 多様なチャートと使い方⑦ ブレットチャートを有効活用
 6-18 多様なチャートと使い方⑧ 円よりもドーナツがオススメ
 6-19 多様なチャートと使い方⑨ 面グラフでトレンドと量の両立
 6-20 多様なチャートと使い方⑩ 面グラフを並べて比較する
 6-21 多様なチャートと使い方⑪ ハイライトテーブルで直感的に
 6-22 魅せる実践テクニック① 調査データ視覚化 - その1
 6-23 魅せる実践テクニック② 調査データ視覚化 - その2
 6-24 魅せる実践テクニック③ 調査データ視覚化のステップ
 6-25 魅せる実践テクニック④ 基準点を合わせて比較 - その1
 6-26 魅せる実践テクニック⑤ 基準点を合わせて比較 - その2

第7章 Jump! BIツールで差をつける
 7-1 BI活用法① マップを有効活用
 7-2 BI活用法② スクロールは極力出さない
 7-3 BI活用法③ フィルタを乱用しない
 Column データビジュアライゼーション力の高め方
 7-4 BI活用法④ ドリルダウン機能を活かす
 7-5 BI活用法⑤ スパゲッティチャート解消法
 7-6 BI活用法⑥ 組み合わせで課題解決 - スパゲッティチャート編
 7-7 BI活用法⑦ 組み合わせで課題解決 - トレンドと量の両立編
 7-8 BI活用法⑧ 組み合わせで課題解決 - 比率と量の両立編
 7-9 BI活用法⑨ ダッシュボードもKISSの法則

著者略歴

著:藤 俊久仁
株式会社truestar マネージングディレクター
truestar activation 株式会社 代表取締役社長
2002 年東京工業大学理学部卒。
マーケティングコンサルタント、スポーツアパレルのマーチャンダイザーを経て、2011年から株式会社truestarに加わり、データ分析や戦略コンサルティング業務に従事。2013 年からBI 実装や導入支援などのソリューション事業を本格展開。現在はコンサルティング事業全般を統括。
2015 年にはBI 実装支援を専門的に手掛ける子会社truestar activationを設立し代表を兼務。
著:渡部 良一
株式会社NTTデータ コンサルティング&マーケティング事業部 デジタルコンサルティング統括部 課長

2004年 早稲田大学社会科学部卒。
同年にNTTデータに入社し、10年以上にわたり一貫して企業におけるデータ活用の取り組みを支援。
2011年-2012年には北米拠点に赴任し現地企業へのBI導入に従事。
現在は、Tableauの第一人者注として、グローバル企業のBI/DWHシステムおよびデータ活用の構想策定・導入・定着化コンサルティングを担当。

ISBN:9784798053486
出版社:秀和システム
判型:B5変
ページ数:192ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2019年05月
発売日:2019年05月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB