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映画監督放浪記

著:関本郁夫
編:伊藤彰彦
編:塚田泉

紙版

内容紹介

東大卒しか監督になれない」といわれた東映で、「高卒」「大工の倅」とそしられながら、関本郁夫は監督になる。そして、映画とテレビの現場を必死に渡り歩き、スケバン映画、テレビドラマ『金田一耕助の傑作推理』や山村美紗シリーズ、映画『極道の妻たち』を撮りまくる。一九七〇~二〇一〇年代、関本が職人監督として、東映、日活、角川、テレビ業界でいかに生き延びたかーーこれは誰も書かなかった日本映画とテレビドラマの汗と涙がにじむドキュメントだ。

著者略歴

著:関本郁夫
関本郁夫:セキモト イクオ 1942年京都生まれ。映画監督・脚本家。父は大工職人。伏見高校を卒業して、六一年東映京都撮影所に就職。六四年助監督に転属する。七三年八月監督昇進。『女番長 タイマン勝負』『女番長 玉突き遊び』で、その新鮮な作風を認められ、七九年までに撮った『天使の欲望』などのプログラムピクチャーが一部の批評家の絶賛を博す。八〇年代はテレビドラマと映画を往還する職人監督になり、九四年に『東雲楼 女の乱』にて久々に東映京都で映画を監督。以降、『極道の妻たち』シリーズで本領の女性映画に腕を発揮し、自主製作映画『およう』を監督。二〇〇七年監督引退。

ISBN:9784797981308
出版社:小学館スクウェア
判型:4-6
ページ数:512ページ
定価:4500円(本体)
発行年月日:2023年06月
発売日:2023年06月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF