出版社を探す

サイエンス・アイ新書

おいしいお茶の秘密

旨味や苦味、香り、色に差が出るワケは?緑茶・ウーロン茶・紅茶の不思議に迫る

著:三木 雄貴秀

紙版

内容紹介

おいしいお茶には理由がある!

「急須やティーポットなどを使って飲むもの」であり、「ペットボトルでいつでも気軽に飲めるもの」にもなったお茶。
世界的にも需要が高まり、たとえば欧米では日本の抹茶が“Matcha”と呼ばれ、大ブームとなっています。

ただ、その実態や人気の理由は意外に知られていないもの。
本書では、興味深いエピソードや近年の研究結果を交えて、お茶にまつわる仕組み、多彩な種類を解説していきます。
おいしく飲むコツも多数掲載。

目次

第1章 意外に知られていないお茶の話
・スーパーにあるお茶の秘密
・ペットボトルより安い高級茶って?
・おいしい煎茶は「細い」
・「やってはいけない」お茶の習慣
・緑茶もウーロン茶も紅茶も同じ植物から
・日本にあるチャの75%はクローン?
・国内生産量第1位は静岡、では2位は?
・葉と茎の意外な関係
・煎茶にも「ブレンド」がある
・安い「抹茶アイス」がある理由
・ぶくぶく茶とバタバタ茶
・ジャスミン茶は緑茶
・虫が食った茶はおいしい
・「紅茶は船で腐ってできた」はウソ
・「出がらし」は食べられる …ほか

第2章 さまざまなお茶、それぞれ違う理由
・ざっくりわかるお茶の製造法
・煎茶が緑なのは「蒸す」から
…ほか、東西の多彩なお茶を豊富な写真とともに紹介

第3章 お茶はなぜおいしいのか?
・お茶の旨味を左右するアミノ酸
・苦渋味をもたらすカテキン
・苦味成分カフェインの功罪は?
・育つ間に旨味や苦渋味が変化する
・なぜいろいろな色のお茶があるのか
・なぜよい香りがするのか?
・おいしいお茶には「適温」がある

付録 おいしいお茶の淹れ方

著者略歴

著:三木 雄貴秀
防衛大学理工学部応用物理学科卒。学生時代から紅茶に親しむ一方で、1990年に表千家入門、1996年から多くの初心者に茶道を教える。2002年に日本茶インストラクターの資格を取得し、日本茶全般についての講座で教鞭をとったり、イベントを開催したりするようになる。現在はそのかたわら、日本各地から茶葉を仕入れつつ、中国茶についても研究する日々。

ISBN:9784797394276
出版社:SBクリエイティブ
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WB