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世界最高の処世術 菜根譚

著:守屋 洋

紙版

内容紹介

■処世訓の超名作『菜根譚』を現代リーダーに向けて読みなおす

論語と並び、各界のリーダーたちが座右の書としてきた処世訓の傑作・「菜根譚」。
これまで多くの解説書や名言集で取り上げられ、ベストセラーの生み出されてきた古典。
しかし、名前こそ知れど、まだまだ身近に味わい尽くせていない人は多いはず。
そこで本書では、「人間関係・人づきあいに長ける智恵」の切り口で、ビジネスマン向けに「菜根譚」を再解釈する。

とくに、リーダーは、人の上に立つ・人を動かすなど人間力が問われる。
表面的なテクニックではなく、本物の教養を身につけたいと欲する人にむけて
中国古典の大家が教える!

目次

序章 なぜ松下幸之助は『菜根譚』をむさぼり読んだか

第1章 周囲の信頼を集める
名誉は独り占めにしない
不愉快な忠告こそ自分を向上させる
「一苦一楽」 動かぬ確信を身につける
細事に手を抜かない
倹約も度が過ぎれば道に反す

第2章 したたかに組織でいきぬく智恵
あきらめても投げ出さない
余裕をもって対処せよ
才能を見せびらかすな
百忍で耐え抜く
進むために退く

第3章 ついていきたいリーダーのふるまい
厳しさの中に温かさを
多弁より寡黙でありたい
リラックスと緊張感
花は五分咲きが見事
バランスが大事である

第4章 勝ち続けるチームをつくる智恵
成功の報酬は人に譲る
水清ければ魚すまず
波に乗っているときほど慎重に
人格が主人で才能は召使
平凡の中に成功のカギがある

第5章 トラブル・嫉妬・攻撃を回避する智恵
ものは考えよう
失敗をバネにする
天の意思を跳ね返す
肝心なのは自分である
たゆまぬ努力で機を待つ
終章 洪応明と戦乱の時代

※「菜根譚」とは?
中国の明代末期に成立した、処世訓の最高傑作とされる洪自誠の『菜根譚』。
その不思議な書名は「堅い菜根をかみしめるように苦しい境遇に耐えれば、人は多くのことを成し遂げられる」という故事に由来する。日本でも松下幸之助など各界リーダーの座右の書として愛された名著。

著者略歴

著:守屋 洋
昭和7年、宮城県生まれ。東京都立大学中国文学科修士課程修了。中国古典に精通する第一人者として、著述・講演などで活躍。研究のための学問ではなく、現代社会の中で中国古典の知恵がどう生かされているのかを語り、難解になりがちな中国古典を平易な語り口でわかりやすく説く。SBI大学院で経営者・リーダー向けに中国古典の講義を続けるなど、広く支持されている。著書に、『菜根譚』 (PHP)、『孫子の兵法』 (三笠書房)、『中国古典「一日一話」』 ( 三笠書房)、『〈新訳〉菜根譚』 (PHP)、『孫子に学ぶ12章』 (角川マガジンズ)、『「貞観政要」のリ-ダ-学』 (プレジデント社)など多数。

ISBN:9784797382631
出版社:SBクリエイティブ
判型:4-6
ページ数:280ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2015年05月
発売日:2015年05月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX