SB新書 312
「ギャンブル依存症」からの脱出
薬なしで8割治る欲望充足メソッド
著:河本 泰信
紙版
内容紹介
神奈川県横須賀市にある独立行政法人国立病院機構・久里浜医療センターで「病的ギャンブリング(ギャンブル依存)治療研究部門」の責任者を務めるギャンブル依存症のエキスパートが著者。ギャンブル依存症は専門外来が極端に少なく、また特効薬もないため、〝不治の病〟として扱われているが、本書の著者は8割の患者をギャンブル依存から立ち直させている。そんな著者も、実は5年前まで他の専門医と同じような治療法だったのだが、自分自身がアルコール依存症を克服したことをきっかけに、オリジナルその画期的なメソッドで数多くの患者の治療に成功してきた著者が、数々の壮絶な実態とその解決法を説くのが本書だ。 ギャンブル依存症なんて、しょせん自分の気持ちの持ちよう。スパッとやめてしまえばいいだけだろう」とも思えるが、「わかっちゃいるけどやめられない」のが実情。ギャンブル依存症は、私たちが想像する以上に極めてしつこく、厄介な病気なのだ。一気に無理矢理辞めさせるのは本人にとって拷問に近い苦しみ。“人間の弱さ”への配慮を込めたやり方で脱出までもっていく。
目次
序 章 実は私も依存症でした……
第1章 セルフチェック! こんな人が依存症だ
第2章 本人と家族の「覚悟」(家族も腹を決めないと治すのは無理)
第3章 「AQ自己診断テスト」でタイプ分け
第4章 無害な依存へシフト
第5章 一人ではまれるものを見つける
終 章 ギャンブル依存症Q&A(今、本人と家族がすべきこと)