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SB新書

三国志「その後」の真実

知られざる孔明没後の後伝

著:渡邉 義浩
著:仙石 知子

紙版

内容紹介

孔明没後から三国の滅亡、西晋の興亡までの三国志の「その後」の世界は意外と知られていない。
そこには三国志を凌ぐ壮大なドラマが繰り広げられていた!
実はもっと面白くためになる、知られざる「その後」の世界への誘い――

●意外と知られていない三国志の「その後」
「三国志」は昔から日本人の教養ともいえるくらい親しまれている。
しかし、曹操や劉備、孔明の生きていたほんのわずかな時代のみがクローズアップされ、その後どうなったかについては、読み飛ばす程度の知識しかない人が多い。
だが、英傑の子たちの世代に入ると、そんなに知名度は高くはないが、実はそれなりの事績や逸話は多い。

●「その後」を知るほうが、現代の混迷の時代を生き抜くヒントになる!
孔明死後、三国鼎立はくずれ、最終的に西晋に統一。しかし、その西晋も内紛により、衰退の道をたどる…。
挫折や左遷など仕事や人生で悩む現代人にとっては、むしろ孔明没後の「その後」のほうが、今に通じる争い・エピソードが多く、共感もでき参考になる。

●三国志研究第一人者による「その後」の三国志・決定版!
本書は、五丈原以前もおさらいしつつ、「その後」の、西晋の興亡までの英傑たちの戦い・逸話に焦点をあてるものである。
さらに、現代にいたるまでどう伝承され、伝説化されたかについても言及する。
これまで見落とされがちだった「その後」の世界を、三国志研究第一人者がわかりやすく俯瞰する。

目次

序 章 三国時代の形成
第一章 秋風五丈原
第二章 三国それぞれの混乱
第三章 三国の統一
第四章 西晉の滅亡と伝説のはじまり

著者略歴

著:渡邉 義浩
1962年東京都生まれ。1991年、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。「後漢国家の支配と儒教」で文学博士。北海道教育大学助教授、大東文化大学文学部教授を経て、早稲田大学文学学術院教授。専門は古典中国学。三国志学会事務局長。著書に『諸葛亮孔明 その虚像と実像』(新人物往来社)、『関羽 神になった「三国志」の英雄』(筑摩選書)、『三国志 演義から正史、そして史実へ』(中公新書)、『三国志 運命の十二大決戦』(祥伝社新書)などがある。
著:仙石 知子
1971年生まれ。博士(中国学)。早稲田大学非常勤講師。専門は中国明清小説。著書に『明清小説における女性像の研究』(汲古書院)、『「三国志」の女性たち』(山川出版社、渡邉義浩との共著)などがある。

ISBN:9784797380996
出版社:SBクリエイティブ
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:820円(本体)
発行年月日:2016年09月
発売日:2016年09月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPC