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国際法研究 第13号

編:岩沢 雄司
編:中谷 和弘
他著:黒田 東彦

紙版

内容紹介

◆ウクライナ特集第2弾と黒田東彦氏論稿―2024年は13号・14号の2号同時刊行◆
本号は、11号に続き、特集「ロシアのウクライナ侵略をめぐる国際法上の課題」の第2弾を掲載。信頼の実務家と研究者が一堂に集い、益々充実の刊行。【特別寄稿】として、黒田東彦氏による「IMF,ADB,OECD,BIS を巡る国際法秩序」を掲載。

目次

『国際法研究 第13号』

  岩沢雄司・中谷和弘 責任編集


【目 次】

〈特別寄稿〉

◆IMF,ADB,OECD,BISを巡る国際法秩序〔黒田東彦〕

Ⅰ IMF(国際通貨基金)
Ⅱ ADB(アジア開発銀行)
Ⅲ OECD(経済協力開発機構)
Ⅳ BIS(国際決済銀行)

〈特 集〉ロシアのウクライナ侵略をめぐる国際法上の課題(2)

◆はじめにかえて:編者メモ(中谷和弘)

◆ロシアによるウクライナ侵略とWTO法上の諸問題〔阿部克則〕

は じ め に
Ⅰ 日米EU の対ロシア貿易制裁措置
Ⅱ 対ロシア貿易制裁措置とWTO 法
Ⅲ ロシアによるウクライナ侵略後のWTO 体制
お わ り に

◆投資仲裁を通じた損害回復は有効に機能するか―仲裁判断の承認・強制執行と主権免除〔伊藤一頼〕

は じ め に
Ⅰ ロシアによる反制裁措置とその投資協定整合性
Ⅱ 投資仲裁判断の取消しの訴えへの対処
Ⅲ 投資仲裁判断の承認・強制執行に関わる国際法上の枠組み
Ⅳ 投資仲裁判断の強制執行に関する国内裁判の事例
お わ り に

◆ロシア=ウクライナ戦争における黒海穀物イニシアティブの意義〔石井由梨佳〕

は じ め に
Ⅰ 海上武力紛争法における民間船舶の航行安全の確保
Ⅱ 黒海穀物イニシアティブの意義
お わ り に

◆ロシアのウクライナ侵略により生じた損害を登録する機関の設立と賠償メカニズムの実現可能性〔中島 啓〕

は じ め に
Ⅰ 損害登録機関の設立
Ⅱ 賠償メカニズムの実現可能性
お わ り に

◆国際法から見たエネルギー安全保障及び食料安全保障―ロシアのウクライナ侵略以降の状況に照らしつつ〔中谷和弘〕

は じ め に
Ⅰ エネルギー安全保障,食料安全保障とは
Ⅱ ロシアのウクライナ侵略に伴うエネルギー・食料をめぐる状況
Ⅲ 「武器」としてのエネルギー・食料
Ⅳ 緊急時対応としての備蓄と融通の国際的スキーム
Ⅴ 輸送問題の重要性
お わ り に

著者略歴

編:岩沢 雄司
国際司法裁判所(ICJ)裁判官
編:中谷 和弘
東京大学大学院法学政治学研究科教授
他著:黒田 東彦
政策研究大学院大学特任教授兼政策研究院シニア・フェロー

ISBN:9784797265736
出版社:信山社出版
判型:菊判変
ページ数:144ページ
定価:2900円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月27日