法と経営研究 第5号
編:加賀山 茂
編:金城 亜紀
他著:鶴田 知佳子
内容紹介
◆法から経営を、経営から法をみる、待望の最新研究誌。待望の第5号!◆
「法」と「経営」の複合的視点から、新しい学知の創生を目指す研究雑誌。第5号は、鶴田と金城による対談「通訳者から見た日本社会」からはじまり、4本の論説(金城、佐藤、林、花村)と、〈企業法務探究〉(平田)、〈連載〉(花村)、〈大人の古典塾〉(近藤)など、新たな企画が充実。書評(尾関、櫻井=加賀山)および、随所に内容の濃いコラムを収載。
目次
『法と経営研究第5号』
加賀山 茂・金城亜紀 責任編集
【目 次】
はしがき〔金城亜紀〕
〈シリーズ〉企業法務の立役者たち 第1回
《対 談》通訳者から見た日本社会 伝えること,伝わることについて〔鶴田知佳子/金城亜紀〕
〈論 説〉
1 渋沢栄一と近代倉庫金融の嚆矢―拓善会録事にみる明治初期の銀行と倉庫業〔金城亜紀〕
はじめに
Ⅰ 渋沢栄一と択善会
Ⅱ 発券倉庫の建議
Ⅲ 渋沢栄一の銀行像
おわりに
2 明治・大正期の保税倉庫をめぐる官民協働〔佐藤秀昭〕
はじめに
Ⅰ 日本における保税制度のはじまり
Ⅱ 保税制度を支えた私設保税倉庫会社
Ⅲ 住友倉庫の保税倉庫業
Ⅳ 保税倉庫の果たした役割
おわりに
3 アメリカにおける会社の政治献金と取締役の法的責任〔林 孝宗〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ アメリカ法における取締役の義務について
Ⅲ 会社の政治献金に対する取締役の法的責任
Ⅳ むすびにかえて
4 資本コストとコーポレートガバナンスコード〔花村信也〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 資本コストとは
Ⅲ コーポレートガバナンスコードでの資本コスト
Ⅳ 資本コストの推計
Ⅴ 数値例
Ⅵ 実務での対応
Ⅶ 総括と課題
〈企業法務探究〉法務経営者の軌跡
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス合同会社北島敬之氏のストーリー〔平田知広〕
【連載】社外取締役とは何か〔花村信也〕
はじめに
1 改訂コーポレートガバナンスコード
2 問題の所在
3 先行研究
4 分科会での議論
5 疑問に対する答え
6 総括と課題
〈大人の古典塾〉 実務家にとっての教養(第2回)
流行り言葉の運命―『逆・タイムマシン経営論』に学ぶ〔近藤隆則〕
〈書 評〉
〈1〉トランプ政権誕生への選挙戦略を読む鍵
『エイジオブサーベイランスキャピタリズム』ショシャナ・ズボフ著(2019年)
『アディオスアメリカ』アン・コールター著(2015年)〔尾関 歩〕
〈2〉舘岡康雄著『利他性の経済学 ― 支援が必然となる時代へ』(新曜社,2006年)〔櫻井成一朗=加賀山 茂〕
【分科会活動報告】(〔 〕は座長)
第1分科会 企業の政治活動を考える〔林 孝宗〕
第2分科会 地方創生とDX〔加賀山 茂〕
第3分科会 移民問題を考える〔伊藤庄一〕
第4分科会 「社会人博士を目指すには」分科会が目指すもの〔金城亜紀〕
第5分科会 キャリア・研究と家庭の両立を考える〔笠井ももこ〕
第6分科会 大人のための教養塾―古典からのメッセージ〔近藤隆則〕
第7分科会 企業価値を考える会の活動報告〔小國裕亮〕
第8分科会 金融関連法規と企業経営〔花村信也〕
第9分科会 コーポレートガバナンス分科会〔坂東洋行〕
第10分科会 消費者志向経営について〔角田真理子〕
【コラム目次】
1 Simple―この単純ならざるもの〔高橋弘行〕
2 『産学共同の現場からの気付き』〔日下部裕美子〕
3 疫病と古典―『方丈記』〔土屋有里子〕
4 ロビイストとして過ごした10年間の雑感〔小木曽稔〕
5 中山間地域に大学を創設する〔加賀山 茂〕
6 Looking Back on 25 Years of Supporting Japanese Companies from Oregon〔Paul Taylor〕
ISBN:9784797237054
。出版社:信山社出版
。判型:菊判変
。ページ数:236ページ
。定価:3600円(本体)
。発行年月日:2022年02月
。発売日:2022年02月28日。