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法と経営研究 第3号

編:加賀山 茂
編:金城 亜紀
他著:大垣 尚司

紙版

内容紹介

◆法から経営を、経営から法をみる、待望の最新研究誌。待望の第3号!◆
「法」と「経営」の複合的視点から、新しい学知の創生を目指す研究雑誌。第3号は、大垣と金城による対談「激変する社会における『法と経営』」からはじまり、以下4本の論説(加賀山、佐藤、池田、林)と研究ノート(武宮)を掲載。また、本誌の特色として随所に斬新で説得力あるコラムを収載。

目次

『法と経営研究第3号』
 加賀山茂・金城亜紀 責任編集

【目  次】

はしがき  加賀山茂・金城亜紀

《対 談》
激変する社会における「法と経営」―研究・執筆・経営・教育〔大垣尚司/金城亜紀〕

1 法学分野の著作における創作性の厳格基準の必要性
  ―文化の発展を阻害する著作権法20条(同一性保持権)の制限解釈の試み〔加賀山茂〕
 はじめに
 Ⅰ 問題の所在―「同一性保持権」の過剰保護の弊害
 Ⅱ 具体例によるわが国の著作権法の問題点の指摘
 Ⅲ わが国の「同一性保持権」の異常性
 Ⅳ 迷走する裁判所の判断
 Ⅴ 問題解決のための模索
 Ⅵ 結  論
 おわりに

2 住友銀行の源流は質屋であったのか―明治前期の担保金融と並合業に関する実証研究〔佐藤秀昭〕
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 大阪に築かれた「並合」の土壌
 Ⅲ 住友の並合業への参入
 Ⅳ 比較結果まとめと考察(並合業から近代的銀行への接続)

3 所有権移転型担保の生成・展開史が示唆する担保制度設計における視点〔池田雄二〕
 序
 Ⅰ 質
 Ⅱ 譲渡担保(他人和与)
 Ⅲ 買戻特約付売買(本銭返,本物返等)
 Ⅳ 売渡担保
 結及び付論

4 アメリカ法における上場企業の政治献金に関する情報開示規制〔林 孝宗〕
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ アメリカ政治と企業の政治献金
 Ⅲ 企業の政治献金に関する情報開示
 Ⅳ むすびに代えて

【研究ノート】
裁判例から考える知的財産の保護―量産品のデザインを素材として〔武宮英子〕
 1 はじめに
 2 問題点と法律構成
 3 最近の裁判例の検討
 4 考察―知的財産の保護の在り方
 5 結  語

【コラム目次】
1 リベラルアーツが求められる時代へ〔近藤隆則〕
2 英国鉄道考〔辻村博則〕
3 Lost in Translation ―五感の歴史と旅の記憶〔久野 愛〕
4 地域の自立と農作物の多様性〔小倉沙央里〕
5 「国際公務員の仕事」〔井本はる香〕
6 その「ホワイト企業」,本当にいい会社?〔齋藤由里子〕
7 「世界をみる視線」〔鶴田知佳子〕

ISBN:9784797237030
出版社:信山社
判型:菊判変
ページ数:144ページ
価格:3200円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月29日