和室礼讃
「ふるまい」の空間学
他編:松村秀一
他編:稲葉信子
他編:上西明
紙版
内容紹介
「和室らしさ」とはなにか?
かつてはあたりまえに存在した和室はいまや絶滅危惧種である。和室と一概に言っても、なにが和室なのか? 和室を構成する条件はなにか?という問いに答えられる者は少ない。本書は寺社仏閣や茶室、あるいは昭和の日本映画といったビジュアルをてがかりに、和室での「ふるまい」に着目し、日本ならではの空間の特質を明らかにする。
目次
1章
それぞれの和室礼賛(稲葉信子・編)
2章
養老孟司×藤田盟児 司会:上西明「和室がなくなる」
3章 和室のふるまい
I. 要
座る/会う/触る/敷く/書く/味わう/極める
II. 作法
整える/飾る/替える/隔てる/上がる/忌む/従う/舞う
III. 技
荒らす・削る・塗る・磨く/締める/納める/凝る/構える/借りる/写す/起こす/省く
IV. 暮らし
転がる/食べる/寝る/着る/畳む/涼む/祝う/営む/開く/遊ぶ/競う/弔う/祭る/招く/住まう