親指が行方不明
心も身体もままならないけど生きてます
著:尹雄大
紙版
内容紹介
【名越康文氏(精神科医)、推薦!】
我々の心と意識と身体は、
実は別々のタップを踏み続けている。
足が絡まり転びそうになりながらも、
我々は人生という舞台で踊り続けるのだ。
普段見落とされている、
この生きづらさの本質を、
著者は活き活きと暴き出す。
このことが納得できるだけで、
どれだけ多くの人生が
救われることだろうか。
* * *
ぎこちない、まとまらない、よそよそしい。
この「こころ」と「からだ」をどう生きるか。
内側にある「もう一人の自分」との出会い方。
* * *
いつの頃からか両手の親指が「行方不明」になりがちだ。
親指がつながっていない感じがあるため拳を握るのが難
しい。感覚的にはみ出たまま、いつも熱を帯びている。
動くときは引っかかる感じがする。ズレは親指に限らな
い。僕はいろいろと不具合を抱えている――この探求が
僕と同様に困りごとを抱えている人の生きやすさにつな
がればいいなと思っている。(本書より)
目次
はじめに
第1章 バラバラにズレた心と身体のあいだの観察
第2章 ズレているのにズレてはいけない奇妙な世界
第3章 「あいだ」からみた現実
第4章 身体観から現実を捉える
第5章 武術で知った身体と現実の多層性
終わりに
ISBN:9784794972996
。出版社:晶文社
。判型:4-6
。ページ数:192ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2022年02月
。発売日:2022年03月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP。