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進歩

人類の未来が明るい10の理由

著:ヨハン・ノルベリ
訳:山形 浩生

紙版

内容紹介

破滅と悲惨の未来図、それホント?
正しいデータで見る人類史

いたるところ破滅と悲惨――ニュースやメディアが書き立てるネガティブな終末世界、そんなものは嘘っぱちだ。啓蒙主義思想が普及して此の方、世の中はあらゆる面でよくなってきた。食べ物も増え、衛生設備もぐっと普及し、寿命も延び、豊かさもまし、平和も自由も平等も促進されている。いま必要なのは、この進歩を正しい知識で引き継ぐこと。反グローバリズム運動への批判を展開してきたスウェーデンの歴史家が明解なデータとエピソードで示す、明るい未来への指針。

◆英紙The Economist ブック・オブ・ザ・イヤー2016選出
◆英紙The Guardian ブック・オブ・ザ・イヤー2016選出

目次

はじめに――現在こそが古きよき日々

1 食料――頭と身体を働かせる十分なカロリー
2 衛生――苦しみの源を浄化する
3 期待寿命――人はもうハエのようには死なない
4 貧困――未来への投資に目を向けるとき
5 暴力――戦争を起こせば損をする
6 環境――最悪のシナリオは回避された
7 識字能力――みんなが参加できるということ
8 自由――自分を所有するのは自分だけ
9 平等――かつてないほどの寛容性
    少数民族/女性の権利/ゲイの権利
10 次世代――進歩は受け継がれる

おわりに――それでもみんなが納得しないわけ

謝辞/訳者解説/注/索引

著者略歴

著:ヨハン・ノルベリ
ヨハン・ノルベリ(Johan Norberg)
1973年スウェーデン・ストックホルム生まれ、マルメー在住。作家、歴史家、ドキュメンタリー映像作家。2007年よりワシントンD.C.のケイトー研究所の研究員に。スウェーデンおよび国際的なメディアの解説者として活躍するほか、スウェーデン大手新聞にコラム連載を行っている。前著 “In Defense of Global Capitalism” (2001) は30カ国以上で翻訳刊行されている。
訳:山形 浩生
山形浩生(やまがた・ひろお)
東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務のかたわら、小説、経済、建築、ネット文化など広範な分野での翻訳および雑文書きに手を染める。著書に『新教養としてのパソコン入門』(アスキー)、『新教養主義宣言』(河出文庫)など。主な訳書にジェイコブズ『アメリカ大都市の死と生』(鹿島出版会)クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』(ちくま学芸文庫)、ピケティ『21世紀の資本』(みすず書房)、ロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』(文藝春秋)ほか多数。

ISBN:9784794969972
出版社:晶文社
判型:4-6
ページ数:344ページ
定価:1850円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NH