待ち望む力
ブロッホ、スピノザ、ヴェイユ、アーレント、マルクスが語る希望
著:的場 昭弘
紙版
内容紹介
「希望だけがない国」日本で
希望を語るために、
いまなにが必要なのか?
5人の哲学者の思考の系譜から
来るべき未来を見通す
未来を構想しそこに希望を見出すことが難しい時代。それぞれ時代の転換期に、未来への希望を語ることに並々ならぬ情熱を抱いていた哲学者、ブロッホ、スピノザ、シモーヌ・ヴェイユ、ハンナ・アーレント、マルクスの5人の思考の足跡から、今の時代における希望のあり方をさぐる、来るべき未来を見通すためのテキスト。希望とは、何かを待ち望むこと!
目次
はじめに
第一章 希望をもつということ──ブロッホ『希望の原理』
第二章 喜びをもつこと──スピノザ『エチカ』
第三章 重みに堪えること──ヴェイユ『重力と恩寵』
第四章 愛をもつこと──アーレント『アウグスティヌスの愛の概念』
第五章 未来を切り開くこと──マルクスの希望の冒険
むすび