10セントの意識革命
著:片岡 義男
紙版
内容紹介
昔も今もこれからも私たちは片岡義男に首ったけなんだ。よそ40年の時を経て、待望の初期評論集がオリジナル・デザインのまま復活。
目次
Ⅰ アメリカの1950年代
なぜいま1950年代なのか/ロックンロール・ミュージック/全能の神が、領域を拡げよと言う/ジェームズ・ディーンの赤いジャンパー/私立探偵はいかに廃業したか?/あるひとつのピーナツバター論
Ⅱ 漂泊者のためのバックグラウンド・ミュージック
ごく個人的な文脈で書くカントリー/ロックンロールの宇宙志向に関する僕好みのご案内/丘の上の愚者は、頭のなかの目でなにを見たのだったか/エルヴィス純粋記号論/ブルースに死んだジャニス・ジョプリン
Ⅲ 『マッド』自身はどのように円環を描いたか
Ⅳ ニューヨークからカウボーイ・カントリーへ
西37番通り・ブロードウェイ交叉点/赤さびだらけの自動車への共感/プリムス・ヴァリアントはトレーラー・タンクからなにを学んだか/道路と荒野の袋小路/ターザンの芸術生活/ポケット・ビリヤードはボウリングなんかよりずっと面白い/カモに手加減する馬鹿はいない/仕事するよりずっとましだよ/とおりすぎるはずだった小さな町/トム・ミックス――アメリカのチャンピオン・カウボーイ