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アイスブレイク

著:今村 光章

紙版

内容紹介

「出会いを仕掛けることで本当の自分に出会う」

ロングセラー『アイスブレイク入門』の本編が登場! 選りすぐりのマニュアルを50収録。
写真、イラスト、図も多数収録。マニュアルでは得ることのできない出会いの技術を奥義として伝授する。アイスブレイク決定版!

アイスブレイクとはワークショップの前段階で見知らぬ者同士を出会わせるレクリエーションや活動を指す。文字通り「氷を打ち破る」すなわち緊張した固い雰囲気を壊すという意味を持つ。

本著はアイスブレイクの技術を習得することによって「出会いの仕掛け人」、アイスブレイカーとなり、社会全体の出会いを豊かにし、社会をよりよい方向に変えていく(デザインする)ことの可能性を模索する。

教育、保育関係者、ビジネス、研修、まちづくり、ワークショップ、街コン、お見合いパーティー、内向型人間等々、出会いについて真剣に考え、出会いを求めるすべての人に贈る。

目次

■はじめに

■第一章 出会いをしかけることを意識する
●本当に出会いがないのだろうか?―出会いの演出が少ないだけではないか?
●出会いのしかけへの三つのタイプ―積極派・敏感派・無関心派
●積極派に! もっと積極的にアイスブレイクをしかけてほしい
●自分の出会いを豊かにしたい敏感派に
●出会いのしかけに無関心なかたには―アイスブレイクされやすい体質になってほしい!

■第二章 アイスブレイクの基礎知識
●アイスブレイクとはなにか―見知らぬ複数のひとがいる場所でカタイ雰囲気を壊すこと
●アイスブレイクの三つの視点―こころをほぐす からだをほぐす チームをつくる
●アイスブレイクの例
●道端でも街のなかでもアイスブレイクはできる。
●バス停で傘を差し出すアイスブレイク

■第三章 アイスブレイカーの三つの心得
●参加者にアイスブレイカー自身を知らせる 心得の一
●自分との共通点を見つけてもらう工夫をする 心得の二
●アイスブレイカーが先に「いま、ここ」の生の気分を語る 心得その三
●行列ができる満員のラーメン屋さんの使命について
●大あわての社会を見つめなおす契機がアイスブレイク

■第四章 こころをほぐすアイスブレイク術
●丸い輪になって座る 車座の極意はこころをほぐすこと
●なぜ、バースデイ・チェーンから始めるのか―チェーン術の意味
●チェーンをつくってからの目的:「いま、ここ」の気持ちを一言で語ってもらうこと
●もういちど、「いま、ここ」が大切なことについて
●「あなたはひとの話を聞かないひとですね! ! 」と言われたら
●身体でわかったと相手に伝える儀式をめぐって
●コミュニケーションの深さをめぐって
●言葉以外のコミュニケーション・ツールを思いだしていただくために
●親近感を醸し出すためのネーム・チェーン
●ネーム・チェーン術でこころをほぐす 応用編
▼初恋の相手の名前でネーム・チェーン/▼子どもの名前でネーム・チェーン/
▼親の名前でのネーム・チェーン/▼「自分自身に新しい名前をつけるとしたら……」のニュー・ネーム・チェーン
●こころをほぐす自己紹介系アイスブレイクの紹介
▼言葉で交流する「三つの質問」のレッスン:ペアもしくは三人で/
▼部活動(スポーツ・趣味)の仲間さがし:集団で/▼実家の電話番号でチェーンになるレッスン:集団で/
▼「お立ちになられる」ゲーム:集団で/▼四人に四つの質問のレッスン:集団で/
▼四人に四つの質問のレッスン:集団で/▼共通点探しのレッスン:集団で/▼これはだれの「取り扱い説明書」?/
▼これはだれの経験?:集団で/▼人間ビンゴ/
▼所有物をあてるレッスン:カバンあてハンカチあてスマホあてレッスン/
●こころをほぐすための三つのポイント

■第五章 からだをほぐすアイスブレイク術
●からだをほぐすレッスンはこころをほぐすレッスンとつながっている。
●目を使うレッスンI―アイコンタクト・レッスン
●目の使いかたを考える
●目を使うレッスンII―アイ・キャッチ・レッスンで気に入った相手を目で捕まえる
●目を使うレッスンIII―ウインク・ショットガンのレッスン
●声を出すレッスンI―「あーおーん」のレッスン
●声を出すレッスンII―意味もなく笑うレッスン
●声を出すレッスンIII―「鳴き声」のレッスン
●からだを使うレッスンI―どんどん動きが加わる動作プラスのレッスン
●からだを使うレッスンII―ボディタッチのレッスン
●からだを使うレッスンIII―こころに寄り添うダンスのレッスン
●見えないものを見るレッスンI―メタ言語的交流のためのレッスン
●見えないものを見るレッスンII―イニシアチブ(主導権)の交代のレッスン
●見えないものを見るレッスンIII―見えない縄跳びを跳ぶレッスン
●もっと簡単なからだをほぐすアイスブレイク術
▼チェーンで肩たたき・肩もみ・人間イス:二十人以上/
▼手をつないだままひっくり返る:何人でもできるが、十五人ぐらいが適度/
▼インパルス:何人でも可能/▼からだしりとりのレッスン:六人程度のグループで/
▼動物狩りにいこうよ:大瀬でできる/手をつないで図形を描こう:大勢でできる/
▼進化じゃんけん:大勢でできる
●こころをほぐすためのポイント

■第六章 チームビルディングのためのアイスブレイク術
●グループをチームにつくり上げる
●参加者全員が一丸になるレッスンI―ネーム・キャッチボール:大勢で
●ネーム・キャッチボールのレッスンの繰り返し
●参加者全員が一丸になるレッスンII―「こころをひとつに」のレッスン:二十人程度まで
●参加者全員が一丸になるレッスンIII―風船のレッスン:十人程度のグループで
●チーム力を上げるための手育のレッスン:六人のグループごとに
●頭脳と分業を学ぶレッスン―ペイパータワーのレッスン:六人のグループで
●協力するためのチームビルディング系
▼敷物裏返しのレッスン:三人から六人まで/▼わくくぐりのレッスン:十人から二十人まで/▼新聞パズル:六人で/
▼団子レース:大勢で/▼人間知恵の輪のレッスン:十人程度
●新しいアイスブレイクのアイデアがほしいというひとに
●アンケートを実施すると腕を磨くことができる!
■第七章 アイスブレイクの五つの奥義―出会いを豊かにするためのヒント
●「生身」の自分で相手のタマシイに出会おうとこころがける。:奥義の一
●参加者の「ありのまま」を受け入れてみる:奥義の二
●「出会うことが生きること」というメッセージを出す:奥義の三
●偶然性を楽しみ、限界もあるとわきまえる:奥義の四
●過度な期待は禁物だが、アイスブレイクが社会を変える可能性を信じる:奥義の五
●出会いの見なし
索引
おわりに

著者略歴

著:今村 光章
今村光章(いまむら・みつゆき)1965年 滋賀県大津市生まれ。1995年 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了現 在 岐阜大学教育学部教授(家政教育講座・保育学研究室)専 門 幼児教育学、環境教育。主 著 『アイスブレイク入門』(解放出版社)

ISBN:9784794968500
出版社:晶文社
判型:A5
ページ数:176ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2014年06月
発売日:2014年06月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB