昭和を語る
鶴見俊輔座談
著:鶴見 俊輔
紙版
内容紹介
今こそ読み返したい歴史的証言! 戦争の記憶が薄れ、「歴史修正主義」による事実の曲解や隠蔽などから周辺諸国とのコンフリクトが起きている昨今、『鶴見俊輔座談』(晶文社)が残した歴史的・思想的役割は大きい。今では歴史的証言となっているこの座談集(全10巻)から、日本人の歴史認識にかかわる座談を選び、日本が辿ってきた道を見つめる。【解説】中島岳志
目次
Ⅰ 憲法
ルーズベルトのことば 都留重人
「日本国憲法」のミステリー 古関彰一 河合隼雄
Ⅱ 戦争
強姦について 富岡多惠子
人間が去ったあとに 粉川哲夫 福嶋行雄 マーク・ノーネス
Ⅲ 敗戦
八月十五日に君は何をしていたか 羽仁五郎
焼け跡の記憶 開高健
Ⅳ 戦争体験
「敗戦体験」から遺すもの 司馬遼太郎
「戦後」が失ったもの 吉田満
戦後史の争点について──鶴見俊輔氏への手紙 粕谷一希
戦後の次の時代が見失ったもの──粕谷一希氏に答える 鶴見俊輔
Ⅴ 天皇制
世界史のなかの天皇制 中沢新一
解説 鶴見俊輔の岩床 中島岳志
ISBN:9784794968449
。出版社:晶文社
。判型:4-6
。ページ数:304ページ
。定価:2200円(本体)
。発行年月日:2015年06月
。発売日:2015年06月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。