犀の教室
「文明の衝突」はなぜ起きたのか
対立の煽動がテロの連鎖を生む
著:薬師院 仁志
紙版
内容紹介
9.11、シャルリー・エブド事件、パリ同時多発テロ……21世紀の世界が直面する困難は、しばしば「文明の衝突」と形容される。だが、はたしてほんとうに文明は「衝突」しているのか? 誤った歴史認識や煽動のおかげで、対立が激化させられているのではないか? 真の意味での「テロとの闘い」とは、格差との闘いであり、不平等の連鎖との闘いである! 対立を乗り越えるために知る、ヨーロッパ・中東の近現代史の真実。
目次
第一章 イスラム教成立小史
第二章 新しい過激派組織イスラム国
第三章 二一世紀でなぜテロ事件は多発するのか
第四章 ヨーロッパの近代化がもたらした戦乱
第五章 混迷する中東・北アフリカ情勢
第六章 近代の過ちはどこにあったのか
第七章 移民をめぐる状況
第八章 どこにアイデンティティーを求めるか
第九章 偶然の歴史の必然的な結果として
ISBN:9784794968289
。出版社:晶文社
。判型:4-6
。ページ数:232ページ
。定価:1600円(本体)
。発行年月日:2017年01月
。発売日:2017年01月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS。